特定の CAD レイヤへのフィーチャのエキスポート
このワークフローは、Layer および LyrColor という予約済み CAD フィールドを使用して特定の CAD レイヤおよびレイヤの色にフィーチャをエクスポートする方法を示します。
予約済み CAD フィールドを属性テーブルに追加する
Layer フィールドの追加
Layer フィールドは、フィーチャ エンティティごとに作成された CAD レイヤを指定します。[フィールド演算] を使用して、ターゲットレイヤ名を指定します。すべてのフィーチャについて 1 つのレイヤを指定することも、特定のレイヤに対してフィーチャがエクスポートされるように指定することもできます。
手順:
- コンテンツ ウィンドウでレイヤを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
- 属性テーブルのメニュー バーの [テーブルの一般操作] ボタン をクリックし、[フィールドの追加] をクリックしてダイアログ ボックスを開きます。
- [名前] テキスト ボックスに「Layer」というフィールド名を入力します。
- [タイプ] 矢印をクリックし、[Text] をクリックしてデータ タイプを割り当てます。
- デフォルトのフィールド長 50 をそのまま使用します。
- [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、フィールドを作成します。
- 属性テーブルで Layer フィールド名を右クリックし、ショートカット メニューの [フィールド演算] をクリックします。
- [条件式] テキスト ボックスに「"MyLayer"」と入力します(二重引用符を含む)。
-
[OK] をクリックしてツールを実行します。
これで、Layer フィールドに、すべてのレコードについて MyLayer という値が表示されます。
LyrColor フィールドの追加
LyrColor フィールドは、レイヤの色を指定します。[フィールド演算] を使用して、色の番号を指定します。
手順:
- コンテンツ ウィンドウでレイヤを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
- 属性テーブルのメニュー バーの [テーブルの一般操作] ボタン をクリックし、[フィールドの追加] をクリックしてダイアログ ボックスを開きます。
- [名前] テキスト ボックスに「LyrColor」というフィールド名を入力します。
- [タイプ] 矢印をクリックし、[Short Integer] をクリックしてデータ タイプを割り当てます。
- [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、フィールドを作成します。
-
属性テーブルで LyrColor フィールド名を右クリックし、ショートカット メニューの [フィールド演算] をクリックします。
- [式] テキスト ボックス内の既存の値をすべて消去します。
- [条件式] テキスト ボックスに「1」と入力します。
-
[OK] をクリックしてツールを実行します。
これで、LyrColor フィールドに、すべてのレコードについて 1 という値が表示されます。
CAD へエクスポート(Export To CAD) ツールを実行する
手順:
- [検索] ウィンドウ を使用して、[CAD へエクスポート(Export To CAD)] ツールを検索し、開きます。
- 予約済み CAD フィールドを含んでいるフィーチャ レイヤをコンテンツ ウィンドウから [入力フィーチャ] テキスト ボックスにドラッグします。
- [出力タイプ] 矢印をクリックし、CAD 形式を選択します。
-
[出力ファイル] の [参照] ボタン をクリックし、フォルダに移動して名前を入力し、[保存] をクリックします。
- または、デフォルトのパスおよびファイル名をそのまま使用します。
- [OK] をクリックしてツールを実行し、CAD ファイルを生成します。
[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、[ドローイング レイヤ] をクリックして、新しく作成された CAD データセットの CAD フィーチャ レイヤで結果を確認します。
注意:
AutoCAD は、1(赤色)から始まる固定された番号付きの 256 色パレットを使用します。MicroStation シード ファイルには、専用のカスタム カラー テーブルを使用できます。たとえば、ある MicroStation ファイルでは色 1 は赤色であっても、別の MicroStation ファイルでは青色であったりします。
関連項目
7/10/2012