CAD → ジオデータベース(CAD to Geodatabase)ツールの使用
CAD データセット全体を既存のジオデータベースにまとめて読み込むには、[CAD → ジオデータベース(CAD to Geodatabase)] ツールを使用します。このツールは、CAD アノテーションのインポートや同一のフィーチャクラスの名前、タイプ、属性のマージなど、一連の変換手順を自動化します。このツールでは、入力として、DWG と DGN の混合形式で複数の CAD ファイルを使用できます。
CAD ファイル内のテキスト レイヤごとに出力アノテーション フィーチャクラスがアノテーション サブクラスとともに作成されます。ここで必要とされる操作は、基準縮尺の指定だけです。ツールを ArcMap のカタログ ウィンドウから開いた場合は、結果もグループ レイヤとして追加されます。
すべての入力データセットに同じ座標系が割り当てられます。空間参照は、有効な投影情報を持つ最初の CAD ファイルまたはユニバーサル投影ファイル(esri_cad.prj)から取得されます。
地理変換は、各 CAD データセットに個別に適用されます。ユニバーサル ワールド ファイル(esri_cad.wld)がディレクトリ内に存在する場合、変換はリスト内のコンパニオン ワールド ファイルを持たない各 CAD データセットに適用されます。
手順:
- [CAD → ジオデータベース(CAD to Geodatabase)] ツールを開きます。
- 1 つ以上の CAD データセットをカタログ ウィンドウから [入力フィーチャ] テキスト ボックスにドラッグします。
- [出力ジオデータベース] の [参照] ボタン をクリックし、既存のジオデータベースに移動します。
- [データセット] テキスト ボックスに、新しいデータセットの名前を入力します。
-
[基準縮尺] テキスト ボックスのデフォルト値をそのまま使用します。
- または、別の基準縮尺を入力します。
-
[空間参照] テキスト ボックスのデフォルトの投影ファイルを使用します。
- または、[プロパティ] ボタン をクリックして [空間参照プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、座標系を定義します。
- [OK] をクリックして、このツールを実行します。
関連項目
7/10/2012