ArcReader マークアップについて

ArcReader ユーザは、マークアップを使用して、パブリッシュ マップの作成者と共同で作業することができます。まるで紙の地図に書き込むように、ArcReader マークアップ ペンを使用して、自由な形のグラフィックスをパブリッシュ マップに書き込むことができます。このデジタル インクはパブリッシュ マップのインク ファイル(*.pmfinkx)に書き込まれます。PMFINKX ファイルはパブリッシュ マップのコンパニオン ファイルです。パブリッシュ マップの作成者は、ArcMap で PMFINKX ファイルを開いて、ArcReader にパブリッシュされた ArcMap ドキュメントと一緒に表示することができます。

マークアップされるマップをパブリッシュする際の考慮事項

マークアップは、マップのエラーを指摘することを目的としています。エラーに関連してマップのテキストを操作しなければならないことがよくあります。ArcMap は、ラベルやグラフィックスの破損を自動的に検出する機能を備えています。デフォルト グラフィックス レイヤのデフォルト ラベル ウェイト ランキングを使用してマップをパブリッシュした場合、ArcReader ユーザが ArcReader の [ペン] ツールを使用してパブリッシュ マップのラベルをマークアップすると、それらが移動されます。そのようなことが起こらないようにするには、ラベルをグラフィックスに変換するか、<デフォルト> グラフィックス レイヤのフィーチャ ウェイトを [なし] に設定します。[ラベリング] ツールバーの [ラベル ウェイト ランキング] を使用して変更を加えてください。

複数の ArcReader ユーザがマークアップ ファイルをマップの作成者に提供する場合は、それぞれのユーザが使用するファイルの名前やインクの色を調整することが重要です。ArcMap では複数の PMFINKX ファイルを同時に表示することができますが、固有のファイル名や色を使用していれば、表示したときにどのユーザのマークアップであるか簡単に見分けられます。


7/10/2012