軍事関連フィーチャ
軍事関連フィーチャは、主に防衛/インテリジェンス分野で使用される ArcGIS フィーチャです。軍事関連フィーチャは、特に次に示す軍事関連シンボル仕様の現在のバージョンに基づいています。
- MIL-STD-2525C（および関連刊行物の『FM 1-02 Operational Terms and Symbols』）
- APP-6B
マップに追加できる軍事関連フィーチャの例として、歩兵小隊、主攻矢印、攻撃範囲などがあります。
軍事関連フィーチャをマップに追加するには、フィーチャ テンプレートを使用します。そのためには、まず ArcGIS.com の ArcGIS for Defense and Intelligence グループで提供されている軍事関連フィーチャ レイヤ パッケージの 1 つを選択します。
これらのレイヤ パッケージを使用すると、シンボルを一から作成する必要がなくなり、より簡単に軍事関連フィーチャをマップに追加できます。パッケージの主な内容は次のとおりです。
- マップにドラッグ アンド ドロップしたり、マップに追加する前にカスタマイズしたりできる構築済みフィーチャ テンプレート。
- 軍事仕様に準拠したテーブル構造を含んでいるジオデータベース スキーマ。それぞれの軍事関連フィーチャ テンプレートは、適切な ArcGIS レイヤ タイプ（ポイント、ライン、またはポリゴン）に関連付けられています。
- 軍事仕様に準拠した定義済みラベル プロパティ。これらのプロパティは、フィーチャのどの位置に各タイプのラベル（テキスト修飾子）を配置するか、デフォルトで表示する必要のあるラベルはどれかなどの情報を ArcGIS に提供します。詳細については、「軍事関連フィーチャのラベリング」をご参照ください。
デフォルトのレイヤ パッケージは Military Overlay レイヤ パッケージです。このパッケージには Esri が防衛分野を対象に事前に定義したフィーチャ テンプレートのほぼすべてが含まれています。その他のレイヤ パッケージ（Friendly Operations レイヤ パッケージなど）は、ArcGIS.com の ArcGIS for Defense and Intelligence グループで提供されています。このグループのレイヤ パッケージを表示するには、ArcGIS.com にアクセスし、検索テキスト ボックスに「defense」と入力して、検索テキスト ボックスをクリックすると表示されるドロップダウン リストの [Search for Groups] をクリックします。
軍事関連スタイル ファイルを使用するシンボル レイヤを使用して、軍事関連フィーチャにグラフィック修飾子を追加できます。詳細については、「軍事関連フィーチャのグラフィック修飾子」をご参照ください。
攻撃範囲などの一部の軍事関連フィーチャは測地系の精度を必要とします。ArcGIS の [測地フィーチャの作図] ツールを使用して測地フィーチャを作成してください。
サポートされる標準については、「ArcGIS でサポートされる軍事関連シンボル仕様」をご参照ください。