ArcSDE とは
ArcSDE は、リレーショナル データベース内の地理空間データに対してアクセスと管理を行うための Esri テクノロジです。ArcSDE テクノロジは、(ArcSDE がサポートする多様な空間データ格納オプションに加えて)Open Geospatial Consortium, Inc.(OGC)標準の Simple Features、国際標準化機構(ISO)標準の空間タイプ、Oracle Spatial、PostGIS、Microsoft の空間データ型など、複数の標準データの読み書きをサポートしています。
ArcSDE ジオデータベースを使用すると、ArcGIS Desktop や ArcGIS Server などの Esri 製品やカスタム アプリケーションを使用して、IBM DB2、IBM Informix、Microsoft SQL Server、Oracle、PostgreSQL などの DBMS 製品で GIS データの格納、使用、管理を行うことができます。ArcSDE テクノロジによって GIS データを中央データベースで一元管理することが可能となり、多くの GIS データ管理ワークフローに必要なマルチユーザによる同時編集もサポートすることができます。
ArcSDE の主な特徴は以下のとおりです。
- オープンであり、複数のデータベース管理システムにわたる相互運用が可能です。
- 標準技術に基づいており、OGC バイナリ シンプル フィーチャ標準と ISO 空間タイプをネイティブ データ構造として使用します。
- ジオデータベースへのオープンな SQL(structured query language)によるアクセスをサポートします。
- 高いパフォーマンスとスケーラビリティを誇り、大規模ユーザをサポートすることができます。
7/10/2012