コア サーバのログ コード

次の表に、SOM(Server Object Manager)によって書き出されるログ コード、関連するメッセージ、およびトラブルシューティングに役立つと思われるコメントをまとめます。

コード

意味

備考

1000

コンピュータを追加することができません。

このエラーは、新しい SOC コンピュータとして、存在しないコンピュータまたは SOM によって検出できないコンピュータを追加しようとした場合に発生する可能性があります。

1001

コンピュータを削除することができません。

コンピュータの削除に失敗した場合に記録されるエラーです。

1002

構成名に不正な文字が含まれています。

1003

構成は読み込めませんでした。

このエラーは、サービスの構成ファイルが破損している、またはファイルに無効な値が含まれている場合に記録される可能性があります。

1004

構成を追加できません。

既存のサービスと同じ名前と種類のサービスを追加しようとした場合など、新しいサービスの追加に失敗した場合に記録されるエラーです。

1005

構成を削除できません。

存在しないサービスを削除しようとした場合など、サービスの削除に失敗した場合に記録されるエラーです。

1006

構成を停止できません。

すでに停止しているサービスを停止しようとした場合など、サービスの停止に失敗した場合に記録されるエラーです。

1007

構成を一時停止できません。

停止中のサービス、またはすでに一時停止しているサービスを一時停止しようとした場合など、サービスの一時停止に失敗した場合に記録されるエラーです。

1008

構成を開始することができません。

すでに開始しているサービスを開始しようとした、または必要最低限のインスタンスを開始できなかった場合など、サービスの開始に失敗した場合に記録されるエラーです。

1009

構成を初期化できませんでした。

1010

タイプが見つかりません。

サーバ オブジェクトの構成がサーバに登録されていないサーバ オブジェクト タイプを使用しようとしたときに記録されるエラーです。サーバに登録されているタイプは、次のサービスです。MapServer、GeocodeServer、GeodataServer、GlobeServer、GPServer。

1011

サーバを起動できませんでした。

1012

Server.dat を読み込めませんでした。

SOM の起動時にサーバ構成ファイル(Server.dat)が破損していた、または Server.dat に無効な値が含まれていたなど、SOM の起動時に Server.dat を読み込めない場合に記録されるエラーです。

1013

サーバ コンテキストを作成できませんでした。

このエラーはクライアント アプリケーションがサービスの使用を開始できない場合に記録されます。このエラーは、クライアントが存在しないサーバ オブジェクトの構成のコンテキストを作成するようにサーバに要求した場合など、サーバがクライアント用のサーバ コンテキストの作成に失敗した場合に発生します。

1014

コンテナは作成できませんでした。サーバまたはコンテナ アカウントが適切に設定されていないか、追加しようとしているサーバ コンピュータと一致していないので、サーバ プロセスを開始することができません。

サーバが SOC コンピュータのいずれかで新しいコンテナ プロセスの作成に失敗した場合に記録されるエラーです。このエラーは、ArcGIS Server システム内のすべてのコンピュータで SOM アカウントと SOC アカウントのユーザ名とパスワードが異なるものがある場合に発生する可能性があります。

1015

コンテナはスレッドを作成できませんでした。

サーバが SOC コンピュータのいずれかのコンテナ プロセスで新しいスレッドの作成に失敗した場合に記録されるエラーです。

1016

サーバ オブジェクト インスタンスを作成できませんでした。

このメッセージには、より具体的なエラー情報が含まれることがあります。

1017

コンテナ プロセスがクラッシュしました。

ターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成のサーバ オブジェクトが含まれたコンテナ プロセスがクラッシュした場合に記録されるエラーです。プールされるサービスの場合は、サーバは新しいプロセスとプールを再設定するためのサービスを作成します。

1018

サーバ ディレクトリ パスは無効です。

1019

サーバ ディレクトリを追加することができません。

このエラーは既存のサーバ ディレクトリと同じ名前と種類のサーバ ディレクトリを追加しようとした場合に発生する可能性があります。

1020

サーバ ディレクトリを削除することができません。

このエラーは存在しないサーバ ディレクトリを削除しようとした場合に発生する可能性があります。

1021

サーバ ディレクトリを更新することができません。

このエラーは存在しないサーバ ディレクトリを更新しようとした場合に発生する可能性があります。

1022

ファイルが見つかりません

SOM の起動時にサーバ オブジェクト タイプ ファイルが見つからない場合に記録されるエラーです。サーバ オブジェクト タイプ ファイルは、<ArcGIS Server インストール ディレクトリ>\server\system\ServerTypes.dat です。

1023

ServerTypes.dat ファイルが空です。登録されたタイプがありません。

サーバ オブジェクト タイプ ファイルが空である場合に記録されるエラーです。サーバ オブジェクト タイプ ファイルは、<ArcGIS Server インストール ディレクトリ>\Server\system\ServerTypes.dat です。

1024

サーバにはディレクトリへのアクセス権がありません。

1025

構成名が長すぎます。

1026

タイプ名が長すぎます。

1027

サーバ統計情報のキャッシュ ファイルを作成できませんでした。

1028

必須のタグ Name が ServerTypes.dat 内に見つかりません。

カスタム サーバ オブジェクト エクステンションを作成した開発者のためのメッセージです。

1029

必須のタグ CLSID(または PROGID)が ServerTypes.cfg 内に見つかりません。

カスタム サーバ オブジェクト エクステンションを作成した開発者のためのメッセージです。

1030

ファイルを読み込めませんでした。

1031

有効なサーバです。

1032

無効なサーバです。

1033

警告:SOM 構成の変更をディスクに保存できなかったため、SOM 再起動時に利用できません。

1034

警告:サーバ オブジェクトの構成 の変更をディスクに保存できなかったため、SOM 再起動時に利用できません。

1035

警告:サーバ オブジェクト エクステンション タイプ構成の変更をディスクに保存できなかったため、SOM 再起動時に利用できません。

1036

サーバは SOC コンピュータとの接続を失いました。そのサーバは SOC コンピュータのリストから抜け落ちてしまいましたが、ArcCatalog 等の管理者権限クライアントを利用して手動でリストに戻すことができます。

1037

予期しないエラーです。

SOC コンピュータを無効にするときに未知のエラーが発生しました。

1038

フォルダのプロパティを読み込めませんでした。ファイルは無くなっているか、利用不可能か、無効です。

1039

フォルダのプロパティを保存できませんでした。ファイルは利用不可能です。

1040

フィーチャは、ArcGIS Server エディションでサポートされていません。

このメッセージは ArcGIS Server Enterprise が必要な場合に発生する可能性があります。

1041

フィーチャには ArcGIS Server エディションが必要です。

このメッセージは、ArcGIS Server Workgroup を使用していて、ArcGIS Server Enterprise でのみサポートされている操作を試みた場合に発生する可能性があります。

1042

すべての SOC コンピュータでサーバ オブジェクト インスタンスを作成できませんでした。

2000

コンピュータが見つかりません。

SOM が検出できないコンピュータ上で新しいコンテナ プロセスまたはスレッドを作成しようとした場合に記録されるメッセージです。通常、このエラーは SOM の実行中に(ネットワークの問題により)コンピュータが利用不能になった場合に発生します。

2001

コンピュータはすでに存在します。

すでに GIS サーバに追加されている SOC コンピュータを追加しようとした場合に記録されるメッセージです。

2002

構成はすでに存在します。

既存のサーバ オブジェクトの構成と同じ名前と種類の新しいサーバ オブジェクトの構成を追加しようとした場合に記録されるメッセージです。

2003

構成が見つかりません。

クライアントが存在しないサーバ オブジェクトの構成をリクエストした場合に記録されるメッセージです。

2004

構成が停止されていません。

2005

構成は起動されていません。

2006

最小インスタンス値が最大インスタンス値より大きいです。

サーバ オブジェクトの構成を追加または更新したときに、たとえば最小インスタンス値が最大インスタンス値よりも大きいなど、指定の最小インスタンス値または最大インスタンス値が無効です。

2007

コンテキストはタイム アウトしました。

クライアントが最大使用時間を超えてサーバ オブジェクトを保持し、サーバがそれを自動的に解放しました。

2008

コンテキスト作成はタイム アウトしました。

サーバ オブジェクトのインスタンスの作成時間が最大作成時間を超え、サーバが作成を取り消しました。

2009

Server.dat が見つかりません。

SOM の実行時にサーバの構成ファイル(Server.dat)を読み込めなかった場合に記録されるメッセージです。

2010

サーバの構成に無効なパラメータが含まれています。

SOM が Server.dat ファイルの読み込み時に無効なタグまたは値を検出した場合に記録されるメッセージです。

2011

サーバ ディレクトリが見つかりません。

存在しないサーバ ディレクトリを検索または削除しようとした場合に記録されるメッセージです。

2012

サーバ ディレクトリはすでに存在しています。

すでに存在するサーバ ディレクトリを追加しようとした場合に記録されるメッセージです。

2013

サーバが SOC コンピュータと関連付けられていないか、またはすべての SOC コンピュータが最大許容量に達しています。

2014

サーバまたはコンテナ アカウントが適切に設定されていないか、追加しようとしているサーバ コンピュータと一致していないので、サーバ プロセスを開始することができません。これらのアカウントのユーザ名とパスワードをチェックするか、ポスト インストールを再実行してください。

2014

サーバは、この操作のライセンスがありません。リモート サーバ オブジェクト コンテナ コンピュータに Enterprise ライセンスを追加する必要があります。

2014

コンピュータのライセンスは、この ArcGIS Server に適切ではありません。異なるライセンスが必要です。

2015

サーバ オブジェクト エクステンション タイプは、サーバ オブジェクト タイプに登録されていません。

2016

サーバ オブジェクト エクステンション タイプは、すでにサーバ オブジェクト タイプに登録されています。

2017

サーバ オブジェクト エクステンション タイプは、サーバ オブジェクト タイプに正常に登録されました。

2018

サーバ オブジェクト エクステンション タイプをサーバ オブジェクト タイプに登録できませんでした。

2019

サーバは SOC コンピュータとの接続を失いました。サーバによって SOC コンピュータは使用不可能です。

2020

サーバは SOC コンピュータとの接続を修復しました。サーバによってコンピュータは利用可能です。

2021

予期しないエラーです。

SOC コンピュータを有効にするときに未知のエラーが発生しました。

3000

コンピュータは正常に追加されています。

ユーザが新しい SOC コンピュータを GIS サーバに追加したときに記録されるメッセージです。

3001

コンピュータは正常に削除されています。

ユーザが GIS サーバから SOC コンピュータを削除したときに記録されるメッセージです。

3002

構成を読み込もうとしています。

SOM の起動時にサーバ オブジェクトの構成ごとに記録されるメッセージです。

3003

構成を追加しようとしています。

このイベントは、新しいサーバ オブジェクトの構成の追加または既存のサーバ オブジェクトの構成の更新時に発生します。

3004

構成を削除しようとしています。

このイベントは、サーバ オブジェクトの構成の削除または更新時に発生します。

3005

構成を停止しようとしています。

3006

構成を一時停止しようとしています。

3007

構成を開始しようとしています。

このメッセージはサーバ オブジェクトの構成が SOM の起動時に開始された場合には記録されません。

3008

構成は正常にロードされています。

このメッセージは SOM の起動時に読み込みが完了したサーバ オブジェクトの構成ごとに記録されます。このメッセージはコード 3002 の後に記録されます。読み込みが失敗した場合は、コード 1003 のエラーが記録されます。

3009

構成は正常に追加されています。

SOM の起動時に SDM(ServerDirectoryManager)と内部 ArcGIS Engine サーバ オブジェクトの構成の追加が完了したときに記録されるメッセージです。

3010

構成は正常に削除されています。

3011

構成は停止されています。

3012

構成は一時停止されています。

3013

構成は起動されています。

エラーがいくつか記録された後であっても、正常に起動する場合があることに注意します。

3014

サーバは正常に起動されています。

エラーがいくつか記録された後であっても、正常に起動する場合があることに注意します。

3015

サーバは停止されています。

このメッセージの後、ログ ファイルに追加のメッセージは記録されません。

3016

Server.dat は正常に読み込まれました。

SOM の起動時に Server.dat の情報が正常に読み込まれた場合に記録されるメッセージです。

3017

サーバ ディレクトリは正常に追加されています。

3018

サーバ ディレクトリは正常に更新されています。

3019

サーバ ディレクトリは正常に削除されています。

3020

ArcGIS Server は、Enterprise ライセンス レベルで認証されています。

3020

ArcGIS Server は、Workgroup ライセンス レベルで認証されています。

3020

ArcGIS Server ライセンスは再初期化されました。

4000

コンテナは正常に作成されています。

このメッセージは SOC コンピュータ上でターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成のコンテナ プロセスが開始されるたびに記録されます。

4001

スレッドはコンテナに正常に作成されています。

このメッセージはターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成のコンテナ プロセスでスレッドが作成されるたびに記録されます。

4002

コンテナは削除されています。

このメッセージは SOC コンピュータからターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成のコンテナ プロセスが削除されるたびに記録されます。

4003

スレッドはコンピュータのプロセスから削除されました。

このメッセージはターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成に対するコンテナ プロセスからスレッドが削除されるたびに記録されます。

4004

サーバ オブジェクト インスタンスは正常にロードされています。

このメッセージはターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成に対するコンテナ プロセスのスレッドにおいてサーバ オブジェクトのインスタンスが作成されるたびに記録されます。サーバ オブジェクトの作成の所要時間が経過時間として記録されます。

4005

構成の初期化に成功しました。

4006

サーバ コンテキストが作成されました。

このメッセージはクライアントがサービスの使用を開始するたびに記録されます。クライアント アプリケーションはターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成の CreateServerContext を呼び出します。クライアントが CreateServerContext を呼び出してからサーバ コンテキストを受け取るまでの待機時間が経過時間として記録されます。

4007

サーバ コンテキストはリリースしました。

このメッセージはクライアントがサービスの使用を停止するたびに記録されます。クライアントはターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成で作成されたコンテキストの ReleaseContext を呼び出します。クライアントが CreateServerContext を呼び出してからサーバ コンテキストが解放されるまでの所要時間が経過時間として記録されます。

4008

リサイクルを開始しました。

4009

次のオブジェクトをリサイクルします。

ターゲットとなるサーバ オブジェクトの構成のインスタンスがリサイクルされた場合に記録されるメッセージです。

4010

ConfigurationFactoryOP を作成できませんでした。

このエラーが発生するよくある原因は、GIS サーバ ポスト インストールが正しく実行されていないこと、または再実行する必要があることです。サービス パックを適用したあと、GIS サーバ ポスト インストールを再実行しなかった場合に、発生することがあります。

4100

フォルダはすでに存在します。

4100

フォルダ ルート ディレクトリが見つかりません。

4100

フォルダを作成することができません。

4100

フォルダ名が空であるか、または不正な文字を含んでいます。

4101

フォルダは正常に作成されています。

4102

フォルダは空ではありません。

4102

フォルダを削除できません。

4103

フォルダは正常に削除されています。

4104

フォルダが見つかりません。

4105

フォルダ名を変更しようとしています。

4106

フォルダ名は正常に変更されています。

4107

フォルダ名は変更できません。

フォルダの名前を変更できるのは、それらにサービスが含まれる前に限られます。

4200

構成を有効化しようとしています。

4201

構成は正常に有効化されています。

4202

構成は無効です。

4203

構成の有効化に失敗しました。


7/10/2012