構成ファイルの仕組み
GIS サーバは、GIS サーバとそのサービスのコンフィグレーション(構成)プロパティを、一連の構成ファイルで管理します。SOM(Server Object Manager)は起動時にこれらの構成ファイルを読み取ります。これらのファイルは、XML を使用して、SOC コンピュータ、サーバ ディレクトリの場所、およびその他のサービス構成のプロパティを定義します。構成ファイルには、次の 3 つのタイプがあります。
- サーバの構成ファイル: Server.dat という名前であり、SOM コンピュータの <ArcGIS インストール ディレクトリ>\Server\system フォルダにあります。
- サービスの構成ファイル: <サービス名>.<サービス タイプ>.cfg という名前であり、<ArcGIS インストール ディレクトリ>\Server\user\cfg フォルダにあります。たとえば、Yellowstone というマップ サービス構成の構成ファイルは Yellowstone.MapServer.cfg という名前になります。
- セキュリティの構成ファイル: サービスの権限ルールが含まれています。このファイルは、<ArcGIS Server インストール ディレクトリ>\server\user\cfg に保存されます。セキュリティの構成ファイルはサービスの構成ファイルと同じ命名規則に従いますが、*.cfg の代わりに *.sec 拡張子が付きます。
サーバまたはそのサービスのプロパティを(ArcGIS Server Manager などの管理インタフェースを通じて、または ArcGIS Server API を使ってプログラムから)変更すると、それらの変更は適切な構成ファイルに反映されます。
テキスト エディタを使用して構成ファイルを手作業で修正することはできますが、構成ファイルの内容は、ArcGIS Server Manager や ArcCatalog などの管理インタフェースを使用するか、または ArcObjects Server API を使用してプログラムから編集することを推奨します。構成ファイルを編集する前に、ArcGIS Server Object Manager サービスを停止する必要があります。
サーバの構成ファイルにエラーが含まれている場合、SOM はエラーをログに記録し、欠けている値や無効な値についてはデフォルト値を使用します。サービスの構成ファイルが破損していることを検出した場合は、ログに警告を記録して、そのサービス構成を無視します。
7/10/2012