演習 6:ジオデータベースの復元

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

難易度: 初級 データ要件 ArcGIS チュートリアル データ セットアップ 目的: データベース サーバ管理者として接続し、ジオデータベースをデータベース サーバに復元します。

対象領域の土壌を調べた結果、Wspolnoty Park の向かい側に新しい学校を構築するのは安全でないと判断しました。schools フィーチャクラスを前回のチュートリアルで行った編集前の状態に戻すには、buildings ジオデータベースを復元する必要があります。

ジオデータベースを復元するには、データベース サーバ管理者として接続する必要があります。

データベース サーバ管理者としてログイン

コンピュータをいったんログオフしてから、通常の Windows ログインでログインし直します。

手順:
  1. Windows タスク バーの [スタート] ボタンをクリックし、[ログオフ] をクリックします。
  2. [Windows のログオフ] ダイアログ ボックスが開いた場合、[ログオフ] をクリックします。
  3. ログイン ダイアログ ボックスで、ユーザ名をローカルまたはドメインのログイン名に変更します。
  4. [パスワード] テキスト ボックスに、自分のパスワードを入力します。
  5. [ログオン先] ドロップダウン リストから、コンピュータ名(ローカル ユーザとして接続する場合)またはドメイン名を選択します。
  6. [OK] をクリックします。

buildings ジオデータベースの現在の状態の表示

schools フィーチャクラスの現在の状態を確認するには、ArcMap で schools フィーチャクラスを開きます。

手順:
  1. カタログ ウィンドウで、buildings ジオデータベースを展開します。
  2. schools フィーチャクラスをクリックし、ArcMap コンテンツ ウィンドウにドラッグします。
  3. ArcMap メイン メニューの [選択] をクリックし、[属性検索] をクリックします。
  4. [レイヤ] ドロップダウン リストから schools を選択します。
  5. 属性のリストで [sch_name] をダブルクリックします。
  6. 等号([=])ボタンをクリックします。
  7. [個別値の取得] をクリックします。
  8. [Wspolnoty] をダブルクリックします。
  9. [OK] をクリックして、選択を行います。

    新しい学校がハイライト表示されます。

buildings ジオデータベースの復元

schools フィーチャクラスに対して行った編集内容はすでにジオデータベースに保存してあり、それ以外の編集はジオデータベースの作成以降に一切行わなかったので、「演習 4:ユーザの追加と権限の管理」で最後に作成したバックアップ ファイルからジオデータベースを復元できます。

ジオデータベースを復元するには、事前にデータベース サーバから切断して、buildings ジオデータベースへの接続を解除する必要があります。

注意注意:

ジオデータベースにアクティブな接続が存在しているときは、ジオデータベースを復元できません。したがって、データベース サーバから切断しない限り、復元操作は失敗します。

手順:
  1. ArcMap を閉じます。
  2. [スタート] [すべてのプログラム] [ArcGIS] [ArcCatalog 10] の順にクリックして、ArcCatalog を起動します。
  3. カタログ ツリーで [Database Servers] ノードを展開します。
  4. データベース サーバをダブルクリックして接続します。ただし、どのジオデータベースにも接続しません。
  5. データベース サーバを右クリックして [復元] をクリックします。
  6. [バックアップ ファイル] テキスト ボックスの横にある省略符号ボタンをクリックします。
  7. buildings_bu2 バックアップ ファイルの場所を参照します。

    バックアップ ファイルは、ArcTutor ディレクトリの DatabaseServers フォルダにあります。

  8. [復元フォルダ] テキスト ボックスに、buildings ジオデータベースの現在の場所が自動的に入力されます。この場所をそのまま確定して、既存のジオデータベースに上書きで復元します。
  9. [OK] をクリックして、ジオデータベースを復元します。
  10. ジオデータベースを上書きしてよいかどうかを確認するように求められます。
  11. [はい] をクリックして続行します。
メモメモ:

buildings ジオデータベースにユーザが接続していた場合、排他的アクセスを取得できなかったため、ジオデータベースを復元できないことを示すエラー メッセージが表示されます。このエラーが発生した場合は、メッセージを閉じ、データベース サーバからいったん切断した後で再接続し、もう一度復元操作を試してください。それでもうまくいかない場合は、必要に応じて ArcCatalog をいったん閉じてから再び開き、ジオデータベースのロックを解除してください。

復元したジオデータベースのプレビュー

ジオデータベースが復元し終わったことを確認するには、schools フィーチャクラスをプレビューして、Wspolnoty 校がもう存在しなくなったことを確認します。

手順:
  1. buildings ジオデータベースを展開します。
  2. schools フィーチャクラスをクリックします。
  3. [プレビュー] タブをクリックします。

    schools フィーチャクラスが編集前の状態に戻ったことがわかります。

ここでは、データを以前の状態に戻すために、buildings ジオデータベースを上書きで復元しました。


3/6/2012