SQL Server 2005 Express から SQL Server 2008 Express へのアップグレード

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

SQL Server 2005 Express with Advanced Services を SQL Server 2008 Express with Advanced Services にアップグレードするには、Microsoft SQL Server 2008 Express インストール ウィザードを使用します。

ArcGIS に同梱されている SQL Server Express のバージョンはリリースによって異なります。各バージョンの ArcGIS で提供されている SQL Server Express のバージョンは、以下に示すとおりです。

以前のリリースの ArcGIS に同梱されていたデータベース サーバを使用している場合、ArcGIS 9.3 以降のリリースをインストールするときに SQL Server Express Edition のインスタンスをアップグレードできます。

手順:
  1. SQL Server Express インスタンスをアップグレードする前に、すべてのジオデータベースのバックアップを作成してください。
  2. SQL Server 2008 に必要なアプリケーションを必ずインストールしてください。Microsoft Windows Installer 4.5、.NET Framework 3.5 SP1、および Windows Powershell 1.0 または 2.0。これらのアプリケーションは、Microsoft の Web サイトから取得できます。
  3. 必須のソフトウエアがインストールされてコンピュータが再起動した後は、インストール メディアの ArcSDE Personal または ArcSDE Workgroup フォルダに移動して ESRI.exe ファイルを起動します。
  4. インストール ダイアログ ボックスが表示されたら、[ArcSDE for SQL Server Express] をクリックします。
  5. [インストール オプション] ダイアログ ボックスで、[Microsoft SQL Server Express Edition] オプションをオンにしておきます。ArcGIS Server を Workgroup レベルで使用していて、新しいライセンスを持っている場合は、ポスト インストール オプション用のチェックボックスをオンにしておきます。このライセンスを持っていない場合は、ポスト インストール オプションをオフにして、[インストール] をクリックします。
  6. [SQL Server インストール センター] ダイアログ ボックスの左側のパネルで [インストール] をクリックし、[SQL Server 2000 または SQL Server 2005 からのアップグレード] をクリックします。
    SQL Server 2008 へのアップグレード
    ヒントヒント:
    ArcGIS Server Workgroup ライセンスも更新する必要がある場合は、「データベース サーバおよびそのジオデータベース用のライセンス キーの変更」をご参照ください。
  7. SQL Server 2008 Express をインストールするために最低限必要なシステム要件を満たしているかお使いのコンピュータがチェックされます。チェック完了後に、[OK] をクリックします。
  8. セットアップ サポートファイルをインストールします。必要なファイルが存在していない場合、セットアップ プログラムは停止します。必要なファイルがすべてインストールされていれば、チェックは正常に終了します。[次へ] をクリックして、処理を続行します。
  9. Express エディションをインストールする場合は、[プロダクト キー] ダイアログ ボックスで [無償のエディションを指定する] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
  10. Microsoft 使用許諾契約書を読んで承諾し、[次へ] をクリックします。
    メモメモ:

    ここで承諾しない場合、インストールが終了します。

  11. [アップグレードするインスタンス] ドロップダウン メニューからアップグレード対象の SQL Server Express のインスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
    アップグレード対象の SQL Server Express インスタンスの選択
  12. ウィザードにより、現在 SQL Server Express インスタンスと一緒にインストールされている機能が検出されます。アップグレードできるのは、すでに存在する機能だけです。ここで新規に機能を追加することはできません。[次へ] をクリックして続行します。
    注意注意:

    SQL Server 2005 Express SP2 からアップグレードする場合は、アップグレード後にもう一度 SQL Server 2008 Express のインストールを実行し、フルテキスト コンポーネントを追加する必要があります。

  13. [インスタンスの構成] ダイアログ ボックスで、[次へ] をクリックします。
  14. [必要なディスク領域] ダイアログ ボックスで、情報を確認します。このダイアログ ボックスには、アップグレード後のインスタンスに使用されるディスク容量が示されます。[次へ] をクリックして、処理を続行します。
  15. フルテキスト サービスを実行するアカウントを指定します。

    これは管理者以外のアカウントでなければなりません。

  16. [フルテキスト カタログの再構築] を選択します。
    フルテキスト カタログの再構築

    この選択によって、SQL Server 2008 ワード ブレーカーを使用して、既存のフルテキスト カタログが再構築されます。

  17. SQL Server Express の機能の使用状況について Microsoft に通知する場合は、[エラーと使用状況レポート] ダイアログ ボックスでいずれかのチェックボックスをオンにします。通知しない場合は、このチェックボックスをオフのままにして、[次へ] をクリックします。
  18. アップグレード ルールのチェックが完了したら、[次へ] をクリックして続行します。
  19. アップグレードのサマリを確認します。すべての情報が正しければ、[アップグレード] をクリックします。いずれかの情報に誤りがある場合は、[戻る] をクリックしてウィザードのステップを戻って、情報を修正します。
  20. アップグレードが完了したら、[次へ] をクリックします。
  21. 最後のダイアログ ボックスに、アップグレードが正常に行われたかどうかが表示されます。[閉じる] をクリックして、アップグレード ウィザードを終了します。

必要に応じて、既存のジオデータベースもアップグレードすることができます。手順については、「データベース サーバ上のジオデータベースのアップグレード」をご参照ください。


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3/6/2012