印刷タスク

印刷タスクを使用すると、選択したタスク結果とともにマップを印刷できます。Web アプリケーションからタスクを呼び出すと、印刷用ダイアログ ボックスが表示され、マップのタイトルの入力、マップのサイズと品質の設定、マップの下に印刷するタスク結果の選択を行うことができます。印刷ページを作成するためのボタンをクリックすると、新しいブラウザ ウィンドウに印刷ページのプレビューが表示されます。これで、利用可能なプリンタへ印刷することができます。

Manager のデフォルト設定を変更する場合を除き、印刷タスクを実行するために Manager で構成を行う必要はありません。たとえば、デフォルトのマップ タイトルを変更し、印刷する凡例アイテムを選択することができます。

Manager で印刷タスクを追加および構成するには、次のガイドラインに従います。

Visual Studio または Visual Web Developer Express で、完成されたアプリケーションを、幅の設定、品質の設定、方位記号の設定などの印刷タスクのプロパティをより細かく制御できるように編集することができます。ただし、これらのプロパティは作成する Web アプリケーションごとに設定する必要があります。

印刷タスクは、デフォルト値を構成 ファイルに格納します。このため、これらの値を独自の値に置き換えたい場合は、構成 ファイルをテキスト エディタで編集します。それ以降に新しく作成されたアプリケーションは、新しいデフォルト値を使用するようになります。

構成 ファイルは <ArcGIS インストール先>/DotNet フォルダにある ESRI.ArcGIS.ADF.Tasks.dll.config という名前のファイルです。表示されるページサイズや印刷品質の名前(Small、Draft など)を変更するには、Name という新しい属性を追加する必要があります。これにより、ローカライズ目的でリソース ファイルに格納されている現在のデフォルト値が上書きされます。たとえば、ページ サイズに Name 属性を持つエントリを追加すると、次のようになります。

<Size ID="PrintTaskSize0" Name="Small Map" SizeHeight="3.0" SizeWidth="3.0" Unit="Inches" />

ページ サイズと印刷品質を設定する際には、GIS サーバから返すことができる最大画像サイズに制限があることに注意してください。たとえば、ArcGIS Server マップ サービスは、デフォルトでイメージの最大サイズを 2048 x 2048 ピクセルに制限しています。つまり、印刷品質が 200 dpi の 10 インチの四角いマップのサイズは 2000 x 2000 ピクセルになります。印刷タスクのマップ リクエストが GIS サーバの制限を超える場合、サービスによっては印刷できないことがあります。

開発環境で印刷タスクを操作する方法の詳細については、ArcGIS Server 開発者ヘルプの印刷タスクに関するディスカッションをご参照ください。


3/6/2012