Oracle での sde ユーザと表領域の作成
Oracle をインストールした後、sde という名前のユーザを作成する必要があります。このユーザのスキーマ内に、ジオデータベースが格納されます。また、このユーザのデフォルト表領域も作成する必要があります。
ほとんどの場合、このユーザはデータベース認証ユーザです。このトピックでは、このユーザと表領域の作成について説明します。オペレーティング システム(OS)認証ユーザを使用する場合、OS 認証アカウントの設定手順については、Oracle のドキュメントをご参照ください。
Oracle データベースと ArcSDE インストール済み環境が Windows サーバ上にある場合は、SQL を使用してこのステップを行う必要はなく、入力した情報に基づいてポスト インストール ウィザードによって処理が行われます。
ヒント:
ArcSDE for Oracle に付属して SDEHOME → tools → oracle にインストールされるスクリプト(createsdeoracle.sql)があります。このスクリプトを変更して使用することで、sde 表領域および sde ユーザを作成し、その sde ユーザに、ジオデータベースを作成またはアップグレードするための権限を割り当てることができます。
sde ユーザとデフォルト表領域を手動で作成するには、次の手順で行います。
手順:
- システム ユーザとして SQL*Plus にログインします。
- sde ユーザの表領域を作成します。
この例では、UNIX サーバ上の Oracle データベース内に sde という名前の表領域を作成します。
CREATE TABLESPACE sde DATAFILE '/oragis/sde.dbf' size 400M EXTENT MANAGEMENT LOCAL UNIFORM SIZE 512K;
- sde データベース ユーザを作成し、デフォルト表領域と一時表領域をそのユーザに割り当てます。
この例では、sde ユーザのパスワードは ruda.bega、デフォルト表領域は sde、一時表領域は temp です。
CREATE USER sde IDENTIFIED BY ruda.bega DEFAULT TABLESPACE sde TEMPORARY TABLESPACE temp;
sde ユーザが作成されたので、ジオデータベースを作成するための権限をそのユーザに割り当てます。
関連項目
3/6/2012