Windows 上の Oracle に格納するジオデータベースの作成

Windows サーバ上の Oracle にジオデータベースを作成するには、ポスト インストール ウィザードを使用します。

ArcSDE コンポーネントをインストールすると、ポスト インストール ウィザードが自動的に起動します。すでに Oracle データベースを作成済みの場合は、ポスト インストール ウィザードを続行することができます。Oracle データベースの作成がまだの場合は、ウィザードを終了してください。データベースを作成した後で、Windows の [スタート] メニューからポスト インストール ウィザードを再起動することができます([スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcSDE] → [ArcSDE for Oracle Post Installation])。

ポスト インストール ウィザードでは、次のステップを実行できます。

メモメモ:

サイトのユーザが ArcSDE サービスを使用してジオデータベースに接続する場合は、サービスの作成のみが必要です。

ジオデータベースへのダイレクト コネクションのみを使用する場合は、「Oracle へのダイレクト コネクションの設定」で、クライアント コンピュータからジオデータベースへのダイレクト コネクションの設定の詳細をご参照ください。

手順:
  1. ウィザードの最初のダイアログ ボックスでは、ポスト インストールのすべてのタスクを実行するか、一部のタスクのみを実行するかを選択できます。ほとんどの新規インストールでは [完全] オプションを選択してから [次へ] をクリックします。

    ArcSDE サービスを作成したくない場合、既存のジオデータベース内での認証ファイルの更新のみが必要な場合、あるいはデータベース管理者がすでに sde ユーザを作成してジオデータベースを作成する権限を与えている場合は、[カスタム] オプションを選択することもできます。

  2. [ユーザ情報] ダイアログ ボックスで、[sys ユーザ パスワード] テキスト ボックスに Oracle の sys ユーザのパスワードを入力します。
  3. [Net サービス名] ダイアログ ボックスに Oracle Net サービス名を入力し、[次へ] をクリックします。

    SDE ユーザおよび表領域を作成するには、sys ユーザとして接続する必要があります。

  4. [SDE ユーザおよび SDE 表領域の情報] ダイアログ ボックスで、[SDE ユーザ パスワード] テキスト ボックスに sde ユーザのパスワードを入力します。
  5. sde ユーザのデフォルトの表領域の名前を [デフォルト表領域] テキスト ボックスに入力するか、デフォルト値である sde を使用します。
  6. ローカル ハードディスク ドライブ上のデフォルトの場所が [ファイル] テキスト ボックスに表示されます。表領域の格納にこの場所を使用するか、[参照] をクリックして別の場所を指定することができます。
  7. [ArcSDE 構成ファイル] ダイアログ ボックスでは、カスタム ファイルである giomgr.defs、dbinit.sde、または dbtune.sde を指定するか、デフォルトのファイルを使用することができます。その後 [次へ] をクリックします。
  8. [リポジトリの設定] ダイアログ ボックスで、[SDE ユーザ パスワード] テキスト ボックスに sde ユーザのパスワードを入力し、[Net サービス名] テキスト ボックスに Oracle Net サービスの名前を入力します。
  9. [次へ] をクリックします。
  10. ジオデータベースが正常に作成されたかどうかを示すメッセージが表示されます。
  11. ログを表示するかどうかを選択します。
    • 作成ログを表示する場合は、[はい] をクリックします。ジオデータベースが作成されなかった場合は、ログを表示する必要があります。
    • ジオデータベースがエラーを出さずに作成され、ログを表示する必要がない場合は、[いいえ] をクリックします。

ジオデータベースが作成されました。

続いてジオデータベースを認証する必要があります。「Windows 上の Oracle に格納された ArcSDE ジオデータベースの認証」をご参照ください。サービスを作成するには、「Windows 上の Oracle に格納されたジオデータベースに対する ArcSDE サービスの作成と開始」をご参照ください。

関連項目


3/6/2012