DB2 のリカバリ モデル

DB2 のジオデータベースに使用できるリカバリのタイプは、循環ログを使用するバージョン リカバリ、アーカイブ ログを使用するロールフォワード リカバリ、または HADR(High Availability Diaster Recovery)です。

メモメモ:

ArcSDE for DB2 のジオデータベースをリストアするときは、ArcSDE ジオデータベースを構成しているすべてのデータベースをリカバリする必要があります。

ジオデータベースのリカバリには、RECOVER DATABASE コマンドまたは DB2 コントロール センターのリストア ウィザードを使用することができます。ジオデータベースは、既存のデータベースまたは新しいデータベースにリカバリすることができます。次に、新しいデータベースにリカバリする場合の注意事項を示します。

リカバリ可能なデータベースの完全リカバリを実行する場合、データベースへの接続は、データベースのリカバリ時に確立された接続だけでなければなりません。完全バックアップをリストアする際、DB2 はデータをリストアするデータベース(既存のデータベースまたは新しい空のデータベース)に、バックアップ イメージで参照されているすべての表領域が存在することを確認します。欠けている、またはアクセス不能な表スペースが検出された場合、リカバリ処理は失敗します。

これを回避するには、リダイレクト リストア処理を実行します。これにより、リカバリ先のデータベースに存在しない表スペースをバックアップ イメージからリストアするための、新しい表スペースを指定することができます。リダイレクト リストアを実行する方法については、DB2 のドキュメントをご参照ください。

リカバリ可能なデータベースの表スペースを個別にリストアする場合は、リストア先の表スペースにユーザが接続していない限り、データベースをオンラインのままにすることができます。

ヒント


3/6/2012