ArcGIS Explorer Current User セットアップは、管理者権限のないユーザを対象としています。ArcGIS Explorer Current User では、ArcGIS Explorer をインストールしたユーザのみがアプリケーションを実行することが可能です。 この方法では、1 台のコンピュータ上に複数インスタンスの ArcGIS Explorer Current User を共存させることができます。
 

重要:

  • 他の ArcGIS 製品がインストールされている場合、ArcGIS Explorer Current User のインストールは実行されません。 ArcGIS Explorer Current User は、他の ArcGIS 製品がインストールされていないコンピュータでの使用を前提としています。同一のコンピュータに他の ArcGIS 製品を共存させる場合には、標準の ArcGIS Explorer セットアップを使用してください(管理者権限が必要です)。
  • ArcGIS Explorer Current User がすでにインストールされている場合、他の ArcGIS 製品をインストールしないでください。ArcGIS Explorer Current User に追加して他の ArcGIS 製品のインストールを行うと、すでにコンピュータにインストール済みの ArcGIS Explorer Current User の機能に影響を与える可能性があります。
  • Windows Server オペレーティング システムの場合: Windows Server オペレーティング システムのデフォルトのユーザ権限では、ArcGIS Explorer Current User のインストールが許可されない可能性があります。ArcGIS Explorer Current User のインストール前に、ユーザ権限の設定を変更する必要があります。オペレーティング システムには、Windows Server 2003 および Windows Server 2008 が含まれます。

システム要件

システム要件と推奨要件については http://www.esrij.com/products/arcgisexplorer/agx_environment.html をご参照ください。

 

ArcGIS Explorer Current User(以降は ArcGIS Explorer と呼びます)は、次のオペレーティング システムでサポートされています。

 

ArcGIS Explorer には次のソフトウェア コンポーネントが必要です。

Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1(SP 1)については、http://links.esri.com/arcgisexplorer/dotnet35SP1 をご参照ください。 

MSXML 4 Service Pack 2(SP 2)については、  http://links.esri.com/arcgisexplorer/msxml40sp2 をご参照ください。 


注意:

Microsoft .NET Framework および MSXML 4 Service Pack 2 をインストールするには管理者の権限が必要です。 

  

Microsoft Internet Explorer 7.0 以上がインストールされていない場合、ArcGIS Explorer をインストールする前に、Microsoft Internet Explorer 7.0 以上を入手してインストールする必要があります。

その他の要件

 

ArcGIS Explorer のインストール

 

ArcGIS Explorer をインストールする前に、お使いのシステムがシステム要件を満たしていることを確認します。  ArcGIS Explorer をダウンロードした場合、ダウンロードが完了するとただちにインストールが開始します。  その他の場合、Setup.exe をダブルクリックして ArcGIS Explorer をインストールします。

 

ArcGIS Explorer のサイレント インストール

 

Windows インストーラのコマンド ライン パラメータを使用してセットアップを実行することで、ユーザ インタフェース(UI)を介さずに ArcGIS Explorer をインストールできます。ArcGIS Explorer をダウンロードした場合、ArcGIS Explorer をサイレント インストールするには、次の手順に従って、Web ダウンロードから ArcGIS Explorer のインストール ファイルを抽出します。

 

ArcGIS Explorer のコマンド ライン パラメータ

ArcGIS Explorer MSI を直接実行する場合に使用するコマンド ライン パラメータを次に示します。

 

 

パラメータ

大文字/小文字を区別

必須

説明

 

INSTALLDIR

いいえ

はい

ArcGIS Explorer をインストールする場所。 指定しない場合、デフォルトのインストールの場所は C:\<ユーザの [Documents and Settings] フォルダ>\Explorer になります。

 

ArcGIS Explorer のサイレント インストールを実行する方法

1 台のコンピュータへのサイレント インストールを実行するには、次のコマンドを実行します。 この例では、ArcGIS Explorer は C:\My_User_Folder にインストールされます。

 

Msiexec /I <セットアップ場所>\Setup.msi INSTALLDIR=C:\My_User_Folder /qb 


ユーザ アカウント権限のないディレクトリにインストールしようとすると、インストール結果がエラーになる可能性があります。

 

ArcGIS Explorer のインストール ファイルを抽出する手順

ArcGIS Explorer をサイレント インストールする場合、ArcGIS Explorer のインストール ファイルを ArcGIS Explorer Web ダウンロードから抽出する必要があります。ArcGIS Explorer のインストール ファイルはダウンロードしたユーザの TEMP フォルダに格納されます。 ArcGIS Explorer をダウンロードしたときのユーザ アカウントを使用して、Windows エクスプローラを開き、アドレスとして「%TEMP%」と入力することで、TEMP フォルダにアクセスします。  [%TEMP%\ArcGISExplorer\1500] フォルダに移動し、すべてのファイルを別の場所にコピーします。  これらのファイルを使用して、配布用のパッケージが作成され、サイレント インストールが実行されます。  ArcGIS Explorer Web ダウンロードには次のファイルが含まれています。

 

ArcGIS Explorer Web ダウンロード内のファイル:

ArcGIS Explorer Install Guide.htm

instmsi3.exe

setup.chm

Setup.exe

Setup.ini

Setup.msi

Setup1.cab

 

サイレント インストールに関する注意事項:

インストール ファイルの抽出は、ArcGIS Explorer をダウンロードした場合にのみ行う必要があります。インストール用メディアを入手している場合、メディアに格納されているセットアップ ファイルからコマンドライン パラメータを直接実行できます。

 

ArcGIS Explorer のインストール ログの作成

インストールのログを作成するには、次のコマンドを実行します。

 

Msiexec \I <セットアップ場所>\setup.msi \L*V C:\%TEMP%\ArcGIS_Explorer_Install.log

 

ArcGIS Explorer のサイレント アンインストール 

ArcGIS Explorer をサイレント アンインストールするには、次のコマンドを実行します。

 

Msiexec \X {599B8F5F-B188-4DEE-AAEA-F2D82AF3E768} \qb