データ ドリブン ページの作成

データ ドリブン ぺージでは、1 つのレイアウトを使用して複数のマップ範囲を反復処理することで、複数の出力ページを生成できます。マップ範囲は「タイル」、「セクション」、または「対象エリア(AOI)」とも呼ばれ、レイヤのフィーチャによって定義されます。マップ範囲を定義するレイヤを「インデックス レイヤ」といいます。どのフィーチャ レイヤでもインデックス レイヤの役割を果たせます。[データ ドリブン ページの設定] ダイアログ ボックスを使用して新しいデータ ドリブン ページを作成およびカスタマイズします。このダイアログ ボックスには、[定義] タブと [範囲] タブの 2 つのタブがあります。このダイアログ ボックスは、[データ ドリブン ページ] ツールバーまたは [ページ設定/印刷設定] ダイアログ ボックスから有効にできます。

データ ドリブン ページの設定ダイアログ ボックス

[定義] タブでは、各ページの地理範囲を決定するインデックス レイヤを選択できます。ページに名前を付けたりページを並べ替えたりするために使用するフィールドを選択することもできます。マップの回転、空間参照、ページ番号、縮尺を設定するためのオプションもあります。

[データ ドリブン ページの設定] ダイアログ ボックスの [定義] タブ

データ ドリブン ページの有効化

[データ ドリブン ページを有効にする] チェックボックスをオンにすると、現在のマップ ドキュメントに対してデータ ドリブン ページが有効になります。このチェックボックスをオフにすると、データ ドリブン ページの機能は無効になります。データ ドリブン ページを作成、表示、および使用するには、このチェックボックスをオンにする必要があります。データ ドリブン ページを無効にして [OK] をクリックすると、データ ドリブン ページのすべての設定が消去されます。このマップ ドキュメントのデータ ドリブン ページを次に有効にするときは、デフォルトの設定が使用されます。

データ ドリブン ページに必要なエレメント

データ ドリブン ページを作成するには、4 つのエレメントが必要です。それらは以下のとおりです。

詳細データ フレーム

一連のデータ ドリブン ページを作成するには、[データ フレーム] ドロップダウン メニューからデータ フレームを選択します。データ ドリブン ページのデフォルトのデータ フレームは、アクティブなデータ フレームです。メイン データ フレームとして選択できるのは 1 つのデータ フレームだけです。メイン データ フレームのマップ範囲は、データ ドリブン ページ シリーズのページごとに変わります。これらのマップ範囲は、インデックス レイヤに含まれるフィーチャの空間範囲によって決定されます。

このドロップダウン メニューには、現在のマップ ドキュメントのデータ フレームがリスト表示されます。マップ ドキュメントには、データ フレームが 1 つだけ含まれている場合もあれば、多数のデータ フレームが含まれている場合もあります。データ ドリブン ページでは、データ フレームを 1 つだけ選択できます。これが詳細データ フレームです。(1 つ以上のレイヤが含まれていれば)マップ内のどのデータ フレームでも詳細データ フレームとして選択できます。

インデックス レイヤ

一連のデータ ドリブン ページを作成するには、[レイヤ] ドロップダウン リストからインデックス レイヤを選択します。デフォルトのインデックス レイヤは、アクティブなデータ フレームの最上位ポリゴン レイヤです。インデックス レイヤは、データ ドリブン ページ シリーズの各ページについてメイン データ フレームの地理範囲を定義します。インデックス レイヤの各フィーチャは、データ ドリブン ページ シリーズの各ページを定義します。フィーチャの地理範囲は、該当ページの詳細データ フレームのマップ範囲を定義するのに役立ちます([範囲] タブではこの範囲をさらにカスタマイズできます)。インデックス レイヤの属性が他のデータ ドリブン ページのパラメータの値を提供します。

このドロップダウン メニューには、詳細データ フレームのレイヤのリストが表示されます。フィーチャが 1 つ以上含まれていれば、詳細データ フレームのどのフィーチャ レイヤでもインデックス レイヤとして選択できます。必ずしもポリゴン レイヤをインデックス レイヤとして使用する必要はありません。フィーチャ レイヤであれば、ポイントおよびラインを使用することもできます。ラスタ レイヤなどのフィーチャ レイヤ以外のレイヤをインデックス レイヤとして使用することはできません。[カートグラフィ] ツールボックスの [データ ドリブン ページ] ツールセットからインデックス レイヤを作成するために使用できるジオプロセシング ツールは 2 つあります。それらは、[インデックス フィーチャ(格子状)の作成(Grid Index Features)] ツールと [インデックス フィーチャ(帯状)の作成(Strip Map Index Features)] ツールです。

ポイント フィーチャを選択し、各ページで同じマップ縮尺を使用する場合は、[中央に配置して現在の縮尺を維持] オプションを選択します。次に、[データ ドリブン ページの設定] ダイアログ ボックスを終了してから、詳細データ フレームの縮尺を適切な縮尺に設定します。ポイント フィーチャごとに異なる縮尺を使用する場合は、それらの値を含むフィールドが必要になります。[範囲] タブで [縮尺フィールドを使用] を選択し、該当するフィールドを指定します。他のデータ フレーム、他のマップ ドキュメント、または単独レイヤ ファイル(*.lyr)のレイヤをインデックス レイヤとして使用することはできません。インデックス レイヤはフィーチャ レイヤである必要があります。ラスタベースのレイヤはインデックス レイヤとして使用できません。

データ ドリブン ページを作成する際、インデックス レイヤに 2,000 以上のフィーチャが含まれていると、メッセージ ボックスが表示されます。その場合でも、ページを作成することはできますが、多数のページを処理する場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

インデックス レイヤが標準の長方形のグリッドである場合は、レイアウト上で隣接するグリッドにラベルを付けることをお勧めします。これは、地図帳で隣接するページにラベルを付けることに相当します。ダイナミック テキストを使用して、地図帳のページをナビゲートしたり、隣接するページを示すラベルが自動的に更新されるようにすることができます。[隣接図郭情報の追加(Calculate Adjacent Fields)] ジオプロセシング ツールを使用して、隣接するページにラベルを付けるために使用できるデータを作成できます。

データ ドリブン ページでのダイナミック テキストの使用の詳細

名前フィールド

マップ シリーズの各ページに名前が必要であり、これらの名前はこのフィールドから取得されます。データ ドリブン ページではインデックス レイヤのフィーチャが反復処理され、各ページが定義されるので、選択した名前フィールドの属性値がページ名として使用されます。

ページ名は [データ ドリブン ページ] ツールバーに表示できます。これは、レイアウトのダイナミック テキスト エレメントにも影響を与えます。[データ ドリブン ページ] ツールバーの [ページ テキスト] メニュー項目を使用して、ページ名のダイナミック テキストを追加できます。[ページ名] オプションを使用します。あるいは、<dyn type="page" property="page name"/> という書式タグを既存のテキスト エレメントに追加することもできます。

[名前フィールド] ドロップダウン メニューのリストから名前フィールドを選択します。デフォルト フィールドは、フィールド名に「name」という文字列が含まれている最初のフィールドです。フィールド名に「name」が含まれているフィールドがない場合は、有効な最初のフィールドが使用されます。このデフォルトを使用する必要はありません。ドロップダウン メニューから異なるフィールドを選択して使用することもできます。

このドロップダウン メニューには、インデックス レイヤの使用可能なフィールドのリストが表示されます。このリストには、インデックス レイヤに結合されたテーブルからのフィールドが含まれます。ここでは、short integer、long integer、および string のフィールド タイプが該当します。

データ ドリブン ページの操作において混乱を避けるため、すべての値が一意な名前フィールドを選択するようにしてください。ただし、これは必須ではなく、データ ドリブン ページはページ名として NULL 値および重複する値も受け入れます。

ソート フィールド

マップ シリーズのページは並べ替える必要があります。これには、最初のページ、最後のページ、およびその間のすべてのページが必要です。ソート フィールドは、ページの並べ替えロジックとインデックスを提供します。シリーズの最初のページ(1 ページ)は、このフィールドの値と、並べ替えが昇順であるかどうかに基づいて決定されます。インデックスは常に 1 から始まり、作成されたページ数を示す数字で終わります。このインデックスは、ソート フィールドを変更したり、ソート フィールドの値を編集した後にページを更新したりすると変更されます。

データ ドリブン ページが機能するためには並べ替え順が必要であるため、新しいインデックス レイヤが選択されるたびにデフォルト フィールドが選択されます。デフォルトは、フィールド名に「PageNumber」という文字列が含まれている最初のフィールドです。多くの場合において、独自のページ番号の値を適用することをお勧めします。一般的に、これらの値は、ページを並べ替える順序とも一致します。これらの値も、ページのインデックス番号と一致したり一致しなかったりします。フィールド名に「PageNumber」が含まれているフィールドがない場合は、FID または ObjectID が使用されます。

このデフォルトを使用する必要はありません。ドロップダウン メニューから異なるフィールドを選択して使用することもできます。このドロップダウン メニューには、インデックス レイヤの使用可能なフィールドのリストが表示されます。このリストには、インデックス レイヤに結合されたテーブルからのフィールドが含まれます。ここでは、short integer、long integer、float、double、date、および string のフィールド タイプが該当します。

ページ インデックスは [データ ドリブン ページ] ツールバーに表示できます。たとえば、「14/20」のように表示されます。これは、20 ページ中の 14 ページ目が表示されていることを示します。これは、レイアウトのダイナミック テキスト エレメントにも影響を与えます。[データ ドリブン ページ] ツールバーの [ページ テキスト] ドロップダウン メニューを使用して、ページ インデックスのダイナミック テキストを追加できます。[総ページ数付きページ番号] オプションを使用します。あるいは、<dyn typePage Text="page" property="page index"/> または <dyn type="page" property="page count"/> という書式タグを既存のテキスト エレメントに適用することもできます。

ページ インデックスは、エクスポートを行うためのダイアログ ボックスでも反映されます。ページ範囲を使用してデータ ドリブン ページをエクスポートする場合、ページはそのインデックス内の場所に基づいてエクスポートされます。ページ インデックスは、ページ番号と同じであったり同じでなかったりします。ページ インデックスは、内部で生成され、常に 1 で始まり、合計ページ数を示す数字で終わります。ページ番号は、英数字であることもあり、また 1 よりも大きい値で始まり、合計ページ数を示す値よりも大きい値で終わることも(最終的な製品としての地図帳に挿入されたページが数えられることなどが原因で)あります。

データ ドリブン ページはソート フィールドとして NULL 値および重複する値を受け入れますが、可能な限りそれは回避するようにしてください。

オプション フィールド

データ ドリブン ページのセットアップでは、3 つのオプション フィールドを使用して、ページをさらにカスタマイズできます。これらのフィールドは、インデックス レイヤの属性であるか、インデックス レイヤに結合されているテーブルのフィールドである必要があります。それらは以下のとおりです。

回転

マップの回転をマップ シリーズの特定のページまたはすべてのページに適用したい場合があります。たとえば、マップの回転を必要とする一般的なタイプのマップ シリーズまたは地図帳の 1 つに帯状マップがあります。帯状マップは、通常、ライン フィーチャに追従します。このようなマップ シリーズをより読みやすくするには、マップのページ方向が、ライン フィーチャが上から下へ描画され、ページ上で中央に配置されるようなものである必要があります。これを達成するには、データ フレームを回転する必要があります。データ ドリブン ページに回転を適用するために任意の数値のインデックス レイヤ フィールドを使用できますが、[インデックス フィーチャ(帯状)の作成(Strip Map Index Features)] ジオプロセシング ツールを使用して適切なインデックス レイヤを作成することを検討してください。このツールは、ユーザの入力に基づいて適切に計算された回転の値を持つフィールドが含まれている新しいインデックス レイヤを作成します。

この新しいレイヤをマップ ドキュメントに追加し、データ ドリブン ページのインデックス レイヤとして使用します。回転フィールドとして適切なフィールドを選択します。データ ドリブン ページが各ページを反復処理するときに、このフィールドの値に基づいて適切なマップの回転が詳細データ フレームに適用されます。この値が NULL の場合、データ ドリブン ページでは値 0 が使用されます。マップ回転は反時計方向に移動します。このフィールド値が負の場合は時計方向に回転します。

ページに異なるマップの回転を適用しない場合、または(メイン データ フレームの)[データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブで指定されている回転値のみを使用する場合は、このフィールドを指定しないでください。

[磁気偏角の計算(Calculate Grid Convergence Angle)] ジオプロセシング ツールを使用して、シリーズ内のマップ ページごとにマップを真北に回転するために使用できる値を作成することもできます。

このドロップダウン メニューには、インデックス レイヤの使用可能なフィールドのリストが表示されます。このリストには、インデックス レイヤに結合されたテーブルからのフィールドが含まれます。ここでは、short integer、long integer、float、および double のフィールド タイプが該当します。

空間参照

マップ シリーズの特定のページに特定の空間参照を使用したい場合があります。データ ドリブン ページに空間参照を適用するには 3 つの方法があります。1 つは、空間参照文字列全体を使用する方法です。この場合、必要に応じて空間参照パラメータをカスタマイズできます。

例として、地理座標系 WGS 1984 の空間参照文字列を示します。

GEOGCS["GCS_WGS_1984",DATUM["D_WGS_1984",SPHEROID["WGS_1984",6378137,298.257223563]],PRIMEM["Greenwich",0],UNIT["Degree",0.0174532925199433]]

空間参照文字列を使用することの問題点は、文字列が非常に長くなり、指定が面倒なことです。これは、シェープファイルに格納するには大きすぎます。2 つ目は、ディスク上の投影情報ファイルを指定する方法です。コンピュータ上のローカル ファイルまたはネットワーク上のファイルを使用できます。これらのファイルに対して適切な権限を持っている必要があります。

WGS 1984 投影情報ファイルへのパスの例を次に示します。

<インストール ドライブ>\ArcGIS\Desktop10.0\Coordinate Systems\Geographic Coordinate Systems\World\WGS 1984.prj

3 つ目はファクトリ コードを使用する方法です。ファクトリ コードは、座標系ごとに一意な整数の識別子です。カスタム座標系はファクトリ コード 0 になります。ファクトリ コードは short integer または long integer として保存できます。

地理座標系 WGS 1984 のファクトリ コードは 4326 です。

[空間参照] フィールドを指定した場合、このフィールドの値に基づいて、データ ドリブン ページ シリーズの各ページでメイン データ フレームの空間参照が決定されます。[空間参照] フィールドの値が NULL の場合、不完全な場合、または不適切な場合は、このフィールドが無視され、最後に使用した空間参照が現在のページに適用されます。

[カートグラフィ] ツールボックスの [データ ドリブン ページ] ツールセットから空間参照フィールドを設定するために使用できるジオプロセシング ツールは 2 つあります。それらは、[中央子午線と緯線の計算(Calculate Central Meridian and Parallels)] ツールと [UTM ゾーンの計算(Calculate UTM Zone)] ツールです。

ページに異なる空間参照を適用しない場合、または(メイン データ フレームの)[データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブで指定されている空間参照のみを使用する場合は、このフィールドを指定しないでください。

このドロップダウン メニューには、インデックス レイヤの使用可能なフィールドのリストが表示されます。このリストには、インデックス レイヤに結合されたテーブルからのフィールドが含まれます。ここでは、short integer、long integer、および text のフィールド タイプが該当します。

注意注意:

空間参照のフィールドを選択し、([OK] をクリックして)データ ドリブン ページを作成した後、空間参照のフィールドを使用しないことを決定した場合、ドロップダウン リストから [なし] を選択しただけではデフォルトの空間参照に戻すことはできません。デフォルトの空間参照はありません。空間参照を指定しない場合、データ ドリブン ページでは常に前回の有効な空間参照が使用されます。データ フレームの設定を戻すには、空間参照を手動で変更する必要があります。

ページ番号

データ ドリブン ページでは、ページ番号も定義できます。ページ番号はインデックス レイヤのフィールド値に基づいて設定できます。これらの値には英数字を使用できます。たとえば、ローマ数字やダッシュ付きの数字を使用してページ番号を指定することができます。マップの間にページを挿入する場合は、このフィールドに入力するページ番号をスキップさせます。

このページ番号フィールドの値を使用して、マップ レイアウト内のダイナミック テキストを制御できます。[データ ドリブン ページ] ツールバーの [ページ テキスト] ドロップダウン リストを使用して、ページ インデックスのダイナミック テキストを追加できます。[ページ番号] オプションを使用します。あるいは、<dyn type="page" property="page number"/> という書式タグを既存のテキスト エレメントに追加することもできます。

ページ番号は、ページ インデックスと同じ場合とそうでない場合があります。多くの場合、地図帳の中の最初の地図は 1 ページ目ではなくその後のページに掲載されます。また、挿入するページを考慮して、ページの番号付けにおいてギャップが必要な場合もあります。

たとえば、10 のマップ フィーチャのページがある地図帳を作成しているとします。そして、地図帳にタイトル ページ、目次、および概観図を含め、それぞれのマップ ページの間に表形式情報を挿入するとします。この場合、最終的な製品としての地図帳を完成させるには、多数のファイルを統合する必要があります。このようなドキュメントの 1 つに、10 個のマップ フィーチャにデータ ドリブン ページが使用されているマップがあります。地図帳の冒頭に使用されることが予想されるページと、それぞれのマップ ページの間に挿入されるページを考慮して、[ページ番号] フィールドをインデックス レイヤに追加し、次のように設定します(フィーチャはすでに並べ替えられています)。

ページ番号

4 ページ

6 ページ

8 ページ

10 ページ

12 ページ

14 ページ

16 ページ

18 ページ

20 ページ

22 ページ

このフィールドを [ページ番号] ドロップダウン リストから選択し、独自のデータ ドリブン ページを作成します。次に示す表で強調されているように、ページ インデックスまたは総ページ数付きページ番号とページ番号の違いに注目してください。

ページ インデックス

ページ番号

総ページ数付きページ番号

1

4 ページ

1/10

2

6 ページ

2/10

3

8 ページ

3/10

4

10 ページ

4/10

5

12 ページ

5/10

6

14 ページ

6/10

7

16 ページ

7/10

8

18 ページ

8/10

9

20 ページ

9/10

10

22 ページ

10/10

これはオプションのフィールドです。このドロップダウン メニューには、該当するタイプのフィールドのみが表示されます。このリストには、インデックス レイヤに結合されたテーブルからのフィールドが含まれます。ここでは、short integer、long integer、double、および text のフィールド タイプが該当します。

ページ番号は一意に指定する必要がありますが、データ ドリブン ページは NULL 値および重複する値も受け入れます。

開始ページ番号

マップ シリーズのページを最初のページ以外のページで開始したい場合があります。たとえば、地図帳の最初の 3 ページに、タイトル、目次、および概観図を載せる場合を考えてみます。マップ(データ ドリブン ページの PDF エクスポートによるもの)は 4 ページ目から始まります。[データ ドリブン ページの設定] ダイアログ ボックスの [開始ページ番号] テキスト ボックスに「4」と入力します。レイアウト内のページ番号にダイナミック テキスト エレメントがある場合は、最初のマップ ページに「4 ページ」と表示されます。これは最初のページであるため、このページのインデックス番号は 1 であることに注意してください。このページのみをエクスポートしたい場合、そのページ番号は 4 ですが、[ページ範囲] テキスト ボックスでは 1 を使用してページを指定します。

データ ドリブン ページのエクスポートの詳細

次に、10 のマップで構成され、開始ページ番号が 4 に設定されているマップ シリーズのページ インデックス、ページ番号(ダイナミック テキスト、および総ページ数付きページ番号(ダイナミック テキスト)を示します。

ページ インデックス

ページ番号

総ページ数付きページ番号

1

4 ページ

1/10

2

6 ページ

2/10

3

8 ページ

3/10

4

10 ページ

4/10

5

12 ページ

5/10

6

14 ページ

6/10

7

16 ページ

7/10

8

18 ページ

8/10

9

20 ページ

9/10

10

22 ページ

10/10

このオプションは、ページ番号が内部で計算される場合にのみ有効です。これは、ページ番号フィールドが指定されている場合には無効です。

オプション設定(マップ範囲)

[範囲] タブでは、データ フレームのエッジとインデックス フィーチャのエッジの間の余白をページごとに定義できます。[ベスト フィット][中心に指定して現在の縮尺を維持]、および [縮尺フィールドを使用] の 3 つのオプションがあります。

[データ ドリブン ページの設定] ダイアログ ボックスの [範囲] タブ

ベスト フィット

[ベスト フィット] オプションでは、データ フレームのエッジとインデックス フィーチャの最近接ポイントとの間に余白が設けられます。その際、この余白は横軸または縦軸に沿って計測されます。余白を横方向に計測するか、縦方向に計測するかは、この最近接ポイントの位置によって決定されます。その他の測定ポイントは、指定したフィットより大きくなる場合があります。特に、幾何学的に非対称または不規則なインデックス フィーチャではその可能性が大きくなります。これは想定されているものです。

余白はパーセント(マップ単位またはページ単位)で指定します。

パーセンテージ値が 100% の場合は、インデックス フィーチャの最も近いポイントが、データ フレームのエッジに隣接して配置されます。値が 100% より大きい場合は、フィーチャとデータ フレームのエッジの間に余白が設けられます。データ フレームのエッジ間のサイズ(または距離)は、最も近いポイントを含む軸の距離(マップ単位)のパーセンテージとして計算されます。たとえば、最も近いポイントが縦軸上にあるとします。フィーチャの最大の縦の長さは 150 km です。余白のパーセンテージ値を 110% に設定した場合、データ フレームは (150 km * 110%) = 165 km になり、両側に 7.5 km の余白が設けられます。横軸ではフィーチャとデータ フレームのエッジの間の距離はこれより長いので、余白は 7.5 km より大きくなります。100% より小さい値を指定すると、データ フレームはインデックス フィーチャの範囲内に収まる範囲に縮小されます。

マップ単位またはページ単位で指定される余白も、データ フレームのエッジからインデックス フィーチャの最も近いポイントまでの計測値です。パーセンテージとは異なり、サイズ値は横軸または縦軸の両側に適用されます。たとえば、余白が 50 km に設定され、インデックス フィーチャの最も近いポイントは縦軸上にあるとします。データ フレームのエッジとフィーチャの最も近い部分の間に、50 km の距離が置かれます。軸の反対側、および水平軸に沿った余白は、50 km より大きくなります。余白を指定するためにページ単位を選択した場合にも、同様の結果になります。

中心に指定して現在の縮尺を維持

[中心に指定して現在の縮尺を維持] オプションを選択すると、データ ドリブン ページ シリーズの各ページについて、詳細データ フレームの中央にインデックス フィーチャの中心が配置され、現在のマップ縮尺が維持されます。マップ縮尺は、[標準] ツールバーの [縮尺] テキスト ボックスで設定します。

縮尺フィールドを使用

[縮尺フィールドを使用] オプションを選択した場合、データ ドリブン ページ シリーズの各ページで、詳細データ フレームのマップ縮尺がデータによって切り替わります。ドロップダウン リストで、縮尺を決定するために使用するデータが含まれている適切なフィールドを選択します。このドロップダウン リストには、該当するタイプのフィールドのみが表示されます。ここでは、short integer、long integer、float、および double のフィールド タイプが該当します。

[縮尺フィールドを使用] を指定した場合、このフィールドの値は、データ ドリブン ページ シリーズの各ページについて、詳細データ フレームのマップ縮尺を定義します。値が NULL の場合、データ ドリブン ページでは前のページの縮尺値が使用されます。データ ドリブン ページが有効な場合、詳細データ フレームに関連付けられている固定縮尺または固定範囲は無視されます。

データ ドリブン ページのデフォルト設定

データ ドリブン ページの作成方法

これらのステップは、ページをカスタマイズするために必要なフィールドがすべて設定されているインデックス レイヤがすでにあることを前提としています。インデックス レイヤを作成する必要がある場合、または上で説明したカスタマイズに使用するインデックス レイヤのデータを作成する必要がある場合は、[データ ドリブン ページ] ツールセットのジオプロセシング ツールを使用できます。

まず、[データ ドリブン ページ] ツールバーを追加する必要があります。このツールバーから、ページを作成するために使用する [データ ドリブン ページの設定] ダイアログ ボックスにアクセスできます。このツールバーは、ページをナビゲートしたり更新したりするためにも使用でき、ページ名またはページ番号のダイナミック テキストを追加するためにも使用できます。

データ ドリブン ページでのダイナミック テキストの使用の詳細

データ ドリブン ページ ツールバーの追加

[データ ドリブン ページ] ツールバーを追加するには、[カスタマイズ] [ツールバー] [データ ドリブン ページ] の順にクリックするか、[レイアウト] ツールバーの [データ ドリブン ページ ツールバー] ボタン データ ドリブン ページ ツールバー をクリックします。

データ ドリブン ページの作成

  1. [データ ドリブン ページ] ツールバーの [データ ドリブン ページの設定] ボタン データ ドリブン ページの設定 をクリックします。
  2. [定義] タブをクリックします。
  3. [データ ドリブン ページを有効にする] チェックボックスをオンにします。
  4. [データ フレーム] のデフォルト設定をチェックします。これがデータ ドリブン ページのメイン データ フレームとして使用したいデータ フレームでない場合は、ドロップダウン メニューから別のデータ フレームを選択します。
  5. [レイヤ] のデフォルト設定をチェックします。これがインデックス レイヤとして使用したいレイヤでない場合は、ドロップダウン メニューから別のレイヤを選択します。
  6. [名前フィールド] のデフォルト設定をチェックします。これがページの名前を付けるために使用したいフィールドでない場合は、ドロップダウン メニューから別のフィールドを選択します。
  7. [ソート フィールド] のデフォルト設定をチェックします。これがページを並べ替えるために使用したいフィールドでない場合は、ドロップダウン メニューから別のフィールドを選択します。
  8. 各ページに回転を適用する場合は、[回転] のフィールドを選択します。適用しない場合は、デフォルト値をそのまま使用できます。
  9. 各ページに空間参照を適用する場合は、[空間参照] のフィールドを選択します。適用しない場合は、デフォルト値をそのまま使用できます。
  10. [ページ番号] のデフォルト設定をチェックします。これが各ページにページ番号を付けるために使用したいフィールドでない場合は、ドロップダウン メニューから別のフィールドを選択します。あるいは、これが使用されないように選択して、[開始ページ番号] の値からページ番号が自動的に生成されるようにします。
  11. [範囲] タブをクリックします。
  12. 使用する範囲のオプションを選択します。
  13. [OK] をクリックします。

ページ名のダイナミック テキストとしての追加

  1. [レイアウト ビュー] ボタン レイアウト ビュー をクリックして、ArcMap がレイアウト ビューであることを確認します。
    注意注意:

    ダイナミック テキストは、レイアウト ビューでのみ使用できます。

  2. [データ ドリブン ページ] ツールバーの [ページ テキスト] ドロップダウン メニューをクリックします。
  3. リストから [ページ名] を選択します。
  4. 新しく追加したテキスト エレメントを選択し、ページ レイアウト上の適切な場所まで移動します。

ページ番号のダイナミック テキストとしての追加

  1. [レイアウト ビュー] ボタン レイアウト ビュー をクリックして、ArcMap がレイアウト ビューであることを確認します。
    注意注意:

    ダイナミック テキストは、レイアウト ビューでのみ使用できます。

  2. [データ ドリブン ページ] ツールバーの [ページ テキスト] ドロップダウン メニューをクリックします。
  3. リストから [ページ番号] を選択します。
  4. 新しく追加したテキスト エレメントを選択し、ページ レイアウト上の適切な場所まで移動します。

総ページ数付きページ番号のダイナミック テキスト エレメントの追加

  1. [レイアウト ビュー] ボタン レイアウト ビュー をクリックして、ArcMap がレイアウト ビューであることを確認します。
    注意注意:

    ダイナミック テキストは、レイアウト ビューでのみ使用できます。

  2. [データ ドリブン ページ] ツールバーの [ページ テキスト] ドロップダウン メニューをクリックします。
  3. リストから [総ページ数付きページ番号] を選択します。
  4. 新しく追加したテキスト エレメントを選択し、ページ レイアウト上の適切な場所まで移動します。

関連項目


7/10/2012