サーフェス傾斜方向(Surface Aspect)(3D Analyst)の仕組み

[サーフェス傾斜方向(Surface Aspect)] ツールでは、入力 TIN(Triangulated Irregular Network)またはテレイン データセットを傾斜方向ごとに分類するポリゴンを含む出力 2D ポリゴン フィーチャクラスを作成します。傾斜方向とは、下りの傾斜の角度が最大である方向です。

各サーフェスの三角形は、傾斜方向のクラス別に分類されます。デフォルトでは、傾斜方向は 8 つの 45 度幅のクラス(「北」、「北東」、「東」、「南東」、「南」、「南西」、「西」、「北西」)に分割されます。これらの傾斜方向のクラスを表すために、それぞれに対してコード 1 ~ 8 が使用されます。同じクラスに属する隣接した三角形は、出力ポリゴンの形成時にマージされます。

コンパスの傾斜方向の図

[クラス閾値テーブル] パラメータを使用して、カスタム傾斜方向クラスを定義します。クラス閾値テーブル内の各レコードには、クラスの傾斜方向範囲とそれに対応するクラス コードを表すために使用する 2 つの値を含む必要があります。この引数が指定されていない場合は、デフォルトの分類が使用されます。

テーブル例 

			break, code 90.0, 1 180.0, 2 270.0, 3 360.0, 4

カンマで区切られることと、最初のフィールドでは小数点が使用されることに注意してください。フィールド名は必要ですが無視されます。最初のフィールドは閾値を表し、値は小数点付きの十進数でなくてはなりません。2 つ目のフィールドはコードを表し、値は整数でなくてはなりません。このテーブルは Windows 環境では *.txt または *.dbf ファイルで、UNIX 環境では *.dbf ファイルになります。

ポリゴンの傾斜方向コードを記録するために使用する属性フィールドの名前は、[傾斜方向フィールド] です。このデフォルト値は「Aspect Code」です。

関連項目


7/10/2012