曲率(Curvature) (Spatial Analyst)

サマリ

ラスタ サーフェスの曲率を計算します。オプションとして断面曲率と平面曲率も計算できます。

曲率の仕組みに関する詳細

使用法

構文

Curvature (in_raster, {z_factor}, {out_profile_curve_raster}, {out_plan_curve_raster})
パラメータ説明データ タイプ
in_raster

入力サーフェス ラスタ。

Raster Layer
z_factor
(オプション)

サーフェス Z 単位あたりの地表 X、Y 単位の数。

Z 単位の測定基準が入力サーフェスの X、Y 単位と異なる場合、Z 係数を使用して Z 測定単位を調整します。最終的な出力サーフェスを計算する際、入力サーフェスの Z 値に Z 係数が乗算されます。

X、Y 単位と Z 単位の測定基準が同じ場合、Z 係数は 1(デフォルト値)になります。

X、Y 単位と Z 単位の測定基準が異なる場合は、Z 係数に適切な値を設定する必要があります。Z 係数が適切でないと、正しい結果が得られません。たとえば、Z 単位がフィートであり、X、Y 単位がメートルの場合、Z 係数 0.3048 を使用して Z 単位をフィートからメートルへ変換します(1 フィート = 0.3048 メートル)。

Double
out_profile_curve_raster
(オプション)

出力断面曲率ラスタ データセットです。

これは、傾斜角の方向におけるサーフェスの曲率です。

Raster Dataset
out_plan_curve_raster
(オプション)

出力平面曲率ラスタ データセットです。

これは、傾斜角の方向に鉛直なサーフェスの曲率です。

Raster Dataset

リターン

名前説明データ タイプ
out_curvature_raster

出力曲率ラスタ。

Raster

コードのサンプル

Curvature(曲率)の例 1(Python ウィンドウ)

この例では、入力サーフェス ラスタから曲率ラスタを作成し、Z 係数も適用します。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outCurve = Curvature("elevation", 1.094)
outCurve.save("C:/sapyexamples/output/outcurv01")
Curvature(曲率)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

この例では、入力サーフェス ラスタから曲率ラスタを作成し、Z 係数も適用します。

# Name: Curvature_Ex_02.py
# Description: Calculates the curvature of a raster surface, 
#              optionally including profile and plan curvature.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "elevation"
zFactor = 1.094

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute Curvature
outCurve = Curvature(inRaster, 1.094)

# Save the output 
outCurve.save("C:/sapyexamples/output/outcurv02")

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: 必須 Spatial Analyst または 3D Analyst
ArcEditor: 必須 Spatial Analyst または 3D Analyst
ArcInfo: 必須 Spatial Analyst または 3D Analyst

7/10/2012