画像解析ウィンドウでの [NDVI] ボタンの使用

[NDVI] ボタン では、マルチスペクトル イメージまたは 2 つの選択したイメージ レイヤから正規化差植生指数（NDVI）を算出します。NDVI は、植生の有無・活性度を表す標準化された指標（相対バイオマス）です。このインデックスは、マルチスペクトル ラスタ データセットの 2 つのバンドの特性のコントラストを活用しています。具体的には、赤色のバンドにおけるクロロフィル色素の吸収と、近赤外（NIR）バンドにおける植物の細胞構造による高い反射特性を利用しています。

手順:

1. 画像解析ウィンドウを表示するには、メイン メニューで ウィンドウ をクリックし、[画像解析] をクリックします。
2. マルチバンド データセットを選択している場合、次の操作を実行することで、赤色の入力と赤外線入力に使用するバンドを指定できます。
   1. 画像解析ウィンドウで [オプション] ボタン をクリックします。
   2. [NDVI] タブをクリックします。
   3. [赤のバンド] および [赤外線バンド] の入力を変更します。

      デフォルトでは、[赤のバンド] は 3、[赤外線バンド] は 4 です。使用するバンドを決定するためには、イメージのメタデータを確認する必要があるかもしれません。たとえば、3 バンド を持つカラーの赤外線イメージの場合、[赤外線バンド] は 1、[赤のバンド] は 2 となる場合があります。

   4. [OK] をクリックします。
3. 画像解析ウィンドウでマルチバンド ラスタまたはイメージ サービス レイヤをクリックします。
4. 必要に応じて、コンテンツ ウィンドウで、2 つのシングルバンド ラスタまたはイメージ サービス レイヤを選択します。
5. [NDVI] ボタン をクリックします。

   コンテンツ ウィンドウに、テンポラリ レイヤとして出力が追加されます。デフォルトでは、緑色が植物を表すカラー マップを使用してカラー マップ レンダラが適用されます。

   NDVI 操作では、テンポラリ レイヤに少なくとも次の 2 つの関数が追加されます。NDVI 関数とカラーマップ関数です。