トポロジとバージョン対応のジオデータベース

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

バージョン対応のジオデータベースでのトポロジの操作は、比較的単純です。まず、バージョンベースのワークフローと、バージョン対応環境でのトポロジの振舞いについて理解する必要があります。

バージョン対応ジオデータベースのスキーマに対する追加と変更

ジオデータベース データセットのスキーマを変更するには、まず、データセットのバージョン対応の登録を解除してから、スキーマを変更する必要があります。そして、新しいスキーマを使用するには、データセットをバージョン対応登録する必要があります。

バージョン対応ジオデータベースでのトポロジの作成

バージョン対応のフィーチャ データセットでトポロジを新規作成する、または既存のトポロジを変更するには、バージョン対応のジオデータベースでスキーマを変更するための手順に従う必要があります。まず、フィーチャ データセットのバージョン対応の登録を解除します。次に、通常の作成手順に従ってトポロジを作成し、最後に、フィーチャ データセットをバージョン対応登録します。具体的な手順は次のとおりです。

1. ArcCatalog でバージョン対応のジオデータベースを操作するためのカスタム ツールバーを作成します。
   • ArcCatalog で、[カスタマイズ] → [カスタマイズ モード] の順に選択し、[ユーザ設定] ダイアログ ボックスの [ツールバー] タブで [新規作成] を選択して、新しいツールバーを作成します。新しいツールバーに名前を付けます。
   • [コマンド] タブをクリックします。その後、[カテゴリ] リストをスクロールして、[ジオデータベース ツール] を選択します。右側の [コマンド] リストに一連のツールが表示されます。
   • [ユーザ設定] ダイアログ ボックスから 3 つのツールをドラッグし、新しいツールバーにドロップします。
     • バージョン対応レイヤとして登録
     • バージョン対応の解除
     • データベース圧縮
   • [閉じる] ボタンをクリックして、カスタム ツールバーを作成します。
2. フィーチャ データセットのバージョン対応の登録を解除します。
   • まず、このフィーチャ データセットのリコンサイル/ポストされていないすべてのバージョンを、DEFAULT バージョンに対してリコンサイル/ポストします。
     注意:

     この手順を完了しておらず、既存のバージョンにリコンサイル/ポストされていない編集内容が残ったままである場合、それらはバージョン対応の登録を解除したときに失われます。

   • [データベース圧縮] を実行して、DEFAULT バージョンにすべての編集内容を圧縮します。
   • フィーチャ データセットをクリックし、[バージョン対応の解除] をクリックします。
3. 新しいトポロジを作成します。
4. フィーチャ データセットをクリックし、カスタム ツールバーの [バージョン対応レイヤの登録] をクリックします。