モデル エレメント

モデル エレメントは、モデルの基本的な構成要素です。次の 3 種類のモデル エレメントがあります。

次の図に、ModelBuilder でのモデル エレメントの分類を示します。

モデル エレメント

エレメント

画像

説明

データ変数

入力データ

モデルに追加された既存のデータ。一般的に、データ変数はツールの入力パラメータを指定した結果です。この既存のデータは、プロジェクト データと呼ばれる場合もあります。

出力データ変数

出力データ

出力データは、モデル内のツールによって作成された新しいデータです。ツールをモデルに追加すると、ツールの出力データを表す変数が自動的に作成され、ツールに接続されます。

新しい出力データ

モデルを実行したときに、ツールはディスクに書き込まれる新しいデータセットを作成します。

入出力データ

モデルを実行したときに、ツールは入力データを変更します。デフォルトでは、入出力データ変数は入力データと同じ名前になりますが、末尾に一意の番号が付加されます。

値変数

入力値

ツールに入力される値。

値変数

出力値

ツールの結果の値。出力値は、他のツールの入力として使用できます。たとえば、[値の計算(Calculate Value)] ツールは、論理計算または算術計算の結果を出力します。

ツール

システム ツール

Built-in tool. These tools are built using ArcObjects and a compiled programming language like .NET.

一般的に、組み込みツールはシステム ツールを指します(ArcGIS とともにインストールされるツール)。

イテレータ

イテレータは、同じ処理を繰り返すツール、または一連の入力データや値をループにかけるツールです。イテレータは ModelBuilder 内のみで動作し、スクリプトでは機能しません。

ModelBuilder のイテレータについての詳細

モデル専用ツール

モデル専用ツールは ModelBuilder の機能を拡張します。これらのツールは ModelBuilder 内のみで動作し、スクリプトでは機能しません。

モデル専用ツールについての詳細

停止(モデル専用)ツール

このシンボルで表示されるツールは、[停止](モデル専用)ツールです。このツールのみ、モデルのシンボルが他のモデル専用ツールと異なります(赤色の停止の標識)。

ツール

スクリプト ツール

Script tool. These tools are created using the Script tool wizard and they run a script file on disk, such as a Python file (.py), AML file (.aml), or executable (.exe or .bat).

ツール

モデル ツール

モデル ツールモデルは、ワークフローを示すように接続された多数のツールのコレクションです。モデル ツールは、ツールのダイアログ ボックスから実行するか、別のモデルまたはスクリプトに追加して使用することができます。

モデル エレメントの説明

関連項目


7/10/2012