COGO 説明について

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

直線のジオメトリは、方向と距離によって表すことができます。同様に、円弧のジオメトリは、円弧長、弦の距離、半径、中心角、接線長などのパラメータによって表すことができます。

直線を記述するパラメータ
円弧を記述するパラメータ

COGO ライン

COGO ラインとは、完全な直線または完全な円形のフィーチャのことです。フィーチャが端点間に頂点を持つ場合は、すべての頂点が端点間で作成されるラインまたはカーブの X、Y 許容値内に収まっている必要があります。このようなタイプのライン フィーチャのみが有効な COGO 説明を持ちます。

左のラインは COGO ラインですが、右のラインは COGO ラインではありません。

COGO ラインを作成する方法はいくつかあります。たとえば、以下の機能を使用して作成することができます。

必要な COGO フィールド

以下の表は、COGO 属性を保持するために必要なテーブル フィールドとその説明をまとめたものです。

フィールド名

説明

フィールド エイリアス

形式

Direction(または Angle)

フィーチャが直線の場合は、ラインの方向を表します。フィーチャが円弧の場合は、弦の方向を表します。フィールド名は、角度(ARC/INFO カバレッジとの互換性を実現するために)または方向([COGO フィールドを作成] コマンドを使用する場合)のどちらかになります。

COGO Direction

テキスト 長さ = 12

距離

フィーチャが直線の場合は、端点間の距離を表します。フィーチャが円弧の場合は、弦に沿った距離を表します。

COGO Distance

テキスト 長さ = 10

Delta

カーブの端点と中心点との間で形成される中心角を表します。ArcMap での編集時には、通常は角度と呼ばれます。

COGO Delta

テキスト 長さ = 10

Radius

中心点からカーブまでの長さを表します。

COGO Radius

テキスト 長さ = 10

Tangent

端点と接点との間の距離を表します。接点は、カーブの各端点から引かれた垂直線の交差によって決定されます。

COGO Tangent

テキスト 長さ = 10

ArcLength

カーブに沿った距離です。ArcMap での編集時には、通常は円弧と呼ばれます。

COGO ArcLength

テキスト 長さ = 10

Side

円弧の中心点が位置する側を表します。

COGO Side

テキスト 長さ = 1

COGO 説明の出力

ArcGIS の COGO コマンドによっては、入力した COGO 説明を COGO ライン フィーチャの属性として保存することができます。追加される値には、直線フィーチャの方向と長さ、弦の方向、円弧の長さ、半径、正接円弧の長さ、サイドなどの曲線特性が含まれます。これらの属性を設定する際は、ArcMap 編集環境の現在の方向タイプと角度単位が使用されます。マップの距離属性を設定する際には、現在の座標系の距離単位が使用されます。

COGO 属性が維持されるようにライン フィーチャを更新するには、ArcGIS の COGO コマンドを使用する必要があります。たとえば、ラインを分割するには、[COGO] ツールバーの [プロポーション] ツールを使用して、COGO 属性が自動的に更新されるようにします。[スプリット] コマンドまたはツールを使用した場合、COGO 属性は更新されません。

以下のコマンドは、COGO 説明をライン フィーチャクラスの COGO 属性に書き込みます。

関連項目


7/10/2012