SQL を使用したデータ更新について

大量のデータをジオデータベースに読み込んだ後、多数の属性値を一括更新したい場合があります。ArcSDE ジオデータベースで一括更新を行うには、データをバージョン対応にした後、ArcMap で編集して更新を実行します。この方法の問題点は、更新されたすべてのフィーチャがデルタ テーブルに格納されるため、データベースを圧縮して、更新されたフィーチャをベース テーブルに移動しなければならないことです。

もう 1 つの方法は、属性を一括更新することです。これには、データをバージョン対応する前に SQL を使用します。この方法では、一括更新がデータベースをバージョン対応にする前に行われ、すべてのフィーチャがベース テーブルに残ります。

SQL による更新には、いくつかのルールが適用されます。更新する属性がリレーションシップやその他の振舞いを通じてデータベース内のその他のオブジェクトに影響を与えないよう、データ モデルについて理解することが重要です。データ モデルを完全に理解せずに、この操作に SQL を使用すると、データが破壊される可能性があります。たとえば、SQL を使用して、フィーチャリンク アノテーションのテキストを取得するフィーチャの属性を変更した場合、アノテーション フィーチャに自己更新のためのメッセージが送信されないため、アノテーションとフィーチャは同期がとれなくなります。これらの属性を ArcGIS で更新する場合は、必要な操作がすべて実行されます。

次に、ArcGIS 外で SQL 更新を実行する場合の重要なガイドラインを示します。


7/10/2012