フィーチャの全体的な形状を変えずに頂点を移動する

頂点を移動し、フィーチャの全体的な形状は維持したい場合には、フィーチャのジオメトリを比例的に拡大/縮小することができます。比例拡大/縮小を有効にした状態で頂点を新しい場所にドラッグすると、フィーチャの線分の比率が保たれ、フィーチャの全般的な形状が保たれます。

以下の例は、ポリゴンやライン フィーチャの頂点をドラッグする際に、比例的な拡大/縮小を使用した場合と使用しない場合の結果を示しています。

比例的な拡大/縮小を使用した場合: 比例的な拡大/縮小をオンにすると、他の頂点も移動します。フィーチャのスケッチはラバーシートを実行して、形状を維持します。

比例的な拡大/縮小を使用しない場合: 比例拡大/縮小をオフにすると、ドラッグした頂点だけが移動します。これがデフォルトの設定です。

ヒント:

フィーチャの比例拡大/縮小は、異なるデータ ソースのデータをマージする場合などに役立ちます。たとえば、あるソースのデータ ソースの公共設備と、別のデータ ソースの分譲区画をマージする場合が考えられます。分譲区画のデータが非常に正確であるのに対し、公共設備のデータがそれほど正確ではないとします。公共設備の形状が全体的に正しい場合は、頂点を移動することにより、分譲区画を基準として 1 つのラインの位置を変更します。公共設備フィーチャを比例的に拡大または縮小すると、ラインの全体的な形状を維持したまま、分譲区画に正確に合わせることができます。

ヒント:

ジオメトリック ネットワークに含まれるデータにアジャストを実行する際は、[頂点を移動時に、移動距離に比例してジオメトリを拡大縮小する] オプションをオンにすることをお勧めします。ジオメトリック ネットワークのアジャストに関する詳細については、「アジャストのラバーシートについて」をご参照ください。

手順:

1. [エディタ] メニューをクリックし、[オプション] をクリックします。
2. [一般] タブをクリックします。
3. [頂点を移動時に、移動距離に比例してジオメトリを拡大縮小する] をオンにします。
4. [OK] をクリックします。
5. 必要に応じて頂点を移動します。
6. 比例拡大/縮小を無効にするには、[編集オプション] ダイアログ ボックスを開いて、ボックスをオフにします。