レイヤのパッケージ化(Package Layer) (データの管理)

サマリ

1 つまたは複数のレイヤおよびすべての参照先データ ソースをパッケージ化し、単一の圧縮 *.lpk ファイルを作成します。

Package Layer illustration
The folder structure of an unpacked layer package that contains three feature layers.

使用法

構文

PackageLayer_management (in_layer, output_file, {convert_data}, {convert_arcsde_data}, {extent}, {apply_extent_to_arcsde}, {schema_only}, {version})
パラメータ説明データ タイプ
in_layer
[in_layer,...]

パッケージ化するレイヤ。

Layer
output_file

作成する出力パッケージ ファイル(*.lpk)の格納場所と名前。

File
convert_data
(オプション)

入力レイヤをファイル ジオデータベースに変換するか、それとも元のフォーマットを保持するかを指定します。

  • CONVERT データをファイル ジオデータベースにコピーします。
  • PRESERVE データ形式を保持します。これがデフォルトです。
Boolean
convert_arcsde_data
(オプション)

入力レイヤをファイル ジオデータベースに変換するか、それとも元の形式を保持するかを指定します。

  • CONVERT_ARCSDE ArcSDE データは、ファイル ジオデータベースにコピーされます。これがデフォルトです。
  • PRESERVE_ARCSDE ArcSDE データは保持され、結果として生成される統合フォルダ内またはパッケージ内で参照されます。
Boolean
extent
(オプション)

範囲パラメータで、座標を「最小 X 最小 Y 最大 X 最大 Y」形式で手動入力して、範囲を指定します。加えて、特定のレイヤの範囲を使用する場合は、その範囲パラメータのレイヤ名だけを追加してください。

  • MAXOF入力データのすべての領域
  • MINOF入力データの共通領域
  • DISPLAY表示領域に一致
  • <レイヤ>レイヤと同じ...
Extent
apply_extent_to_arcsde
(オプション)

ArcSDE データ ソースの選択に使用する範囲を指定します。

  • ALL 指定した範囲をすべてのレイヤに適用します。これがデフォルトです。
  • ARCSDE_ONLY指定した範囲を ArcSDE レイヤにのみ適用します。
Boolean
schema_only
(オプション)

入力レイヤのスキーマを統合するか、それともパッケージ化するかを指定します。

  • ALL すべてのフィーチャおよびレコードを、統合またはパッケージ化の対象にします。これがデフォルトです。
  • SCHEMA_ONLY 入力レイヤのスキーマのみを、統合またはパッケージ化の対象にします。
Boolean
version
[version,...]
(オプション)

入力レイヤをファイル ジオデータベースに変換するか、それとも元のフォーマットを保持するかを指定します。バージョンを複数指定する場合は、たとえば「CURRENT;9.3.1」のように、引数をセミコロンで区切ります。

  • CURRENT 出力ジオデータベース(1 つまたは複数)には、最新リリースと同じバージョンが格納されます。
  • 10 出力ジオデータベース(1 つまたは複数)は、バージョン 10 との互換性があります。
  • 9.3.1出力ジオデータベース(1 つまたは複数)は、バージョン 9.3.1 との互換性があります。
String

コードのサンプル

PackageLayer(レイヤのパッケージ化)の例(Python ウィンドウ)

次の Python スクリプトは、Python ウィンドウの内部から PackageLayer(レイヤのパッケージ化)ツールを使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/arcgis/ArcTutor/BuildingaGeodatabase/Layers" 
arcpy.PackageLayer_management('Parcel.lyr', 'Parcel.lpk', "PRESERVE", "CONVERT_ARCSDE", "#", "ALL", "AlL", "CURRENT")
PackageLayer(レイヤのパッケージ化)の例 1(スタンドアロン Python スクリプト)

指定したフォルダ内に存在するすべてのレイヤ ファイル用に、レイヤ パッケージを個別に検索、作成します。

# Name: PackageLayerEx1.py
# Description:  Find all the layer files that reside in a specified folder and create a layer package for each layer file.
# Author: ESRI

# import system modules
import os
import arcpy

from arcpy import env

# Set environment settings
env.overwriteOutput = True
env.workspace = "C:/arcgis/ArcTutor/BuildingaGeodatabase/Layers" 

# Loop through the workspace, find all the layer files (.lyr) and create a layer package using the same name as the original layer file.
for lyr in arcpy.ListFiles("*.lyr"):
    print "Packaging " + lyr
    arcpy.PackageLayer_management(lyr, os.path.splitext(lyr)[0] + '.lpk', "PRESERVE", "CONVERT_ARCSDE", "#", "ALL", "ALL", "CURRENT")
PackageLayer(レイヤのパッケージ化)の例 2(スタンドアロン Python スクリプト)

指定したフォルダ内に存在するすべてのレイヤ ファイル用に、レイヤ パッケージを 1 つ検索、作成します。

# Name: PackageLayerEx2.py
# Description:  Find all the layer files that reside in a specified folder and create a single layer package that will contain all layers found.
# Author: ESRI

# import system modules
import os
import arcpy

from arcpy import env

# Set environment settings
env.overwriteOutput = True
env.workspace = "C:/arcgis/ArcTutor/BuildingaGeodatabase/Layers" 

# Find all the layer files (.lyr) in a workspace and create a single layer package.
lyrs = arcpy.ListFiles("*.lyr")
arcpy.PackageLayer_management(lyrs, 'all_layers.lpk', "PRESERVE", "CONVERT_ARCSDE", "#", "ALL", "ALL", "CURRENT")

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: はい
ArcEditor: はい
ArcInfo: はい

7/10/2012