データ格納タイプの移行（Migrate Storage） (データの管理)

サマリ

[データ格納タイプの移行（Migrate Storage）] ツールは、データ タイプを変更できるように設計されています。そのデータ タイプは、Oracle、PostgreSQL および SQL Server の ArcSDE ジオデータベースにラスタを格納する場合、Oracle と SQL Server のジオデータベースにジオメトリを格納する場合、および Oracle のジオデータベース内の属性列に BLOB オブジェクトを格納する場合に使用されます。このデータ タイプ変更は、DBTUNE テーブル内に指定されているコンフィグレーション キーワードを使用してラスタ オブジェクト、空間オブジェクト、または BLOB オブジェクトを移行することによって実行されます。

注意:

データ タイプを移行し終えたら、ジオデータベースとの接続をいったん切断した後で再接続し、カラム名を再ロードする必要があります。この再ロードを省いてしまうと、その後で新しく移行されたデータセットに対して実行された操作が失敗する可能性があります。

使用法

• 移行対象のデータセットを [入力データセット] リストに追加し、移行パラメータを格納する [コンフィグレーション キーワード] を指定してください。

構文

MigrateStorage_management (in_datasets, config_keyword)

パラメータ	説明	データ タイプ
in_datasets [in_dataset,...]	移行対象のデータセット。	Table View; Raster Layer; Feature Dataset
config_keyword	DBTUNE 移行用の所定のパラメータ値を格納するコンフィグレーション キーワード。	String

コードのサンプル

MigrateStorage（データ格納タイプの移行）の例（スタンドアロン スクリプト）

次のスタンドアロン スクリプトは、入力データセットを ST_Geometry ジオメトリ格納タイプに移行する例を挙げて、MigrateStorage（データ格納タイプの移行）ツールの使用方法を示したものです。

# Name: MigrateStorage_Example.py
# Description: Migrates the input dataset to the ST_Geometry geometry stoage type 
# Author: ESRI

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
inputDataset = "Database Connections\\Oracle on barbara.sde\\MAP.SBMigrate"

# Process: Migrate Storage
arcpy.MigrateStorage_management( inputDataset, "ST_GEOMETRY")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません

ライセンス情報

ArcView: いいえ

ArcEditor: はい

ArcInfo: はい