バッファ(Buffer) (カバレッジ)

サマリ

指定した入力カバレッジ フィーチャの周囲にバッファ ポリゴンを作成します。

[バッファ(Buffer)] ツールの仕組みの詳細

Buffer illustration

使用法

構文

Buffer_arc (in_cover, out_cover, {feature_type}, {buffer_item}, {buffer_table}, {buffer_distance}, {fuzzy_tolerance}, {buffer_shape}, {buffer_side})
パラメータ説明データ タイプ
in_cover

バッファされるフィーチャを含むカバレッジ。

Coverage
out_cover

作成されるポリゴン バッファ カバレッジ。

Coverage
feature_type
(オプション)

バッファするフィーチャクラス:

  • LINEアークがバッファされます。これはデフォルトのオプションです。
  • POLYポリゴンがバッファされます。
  • POINTポイントがバッファされます。
  • NODEノードがバッファされます。
String
buffer_item
(オプション)

フィーチャのバッファ距離としてその値が使用される入力カバレッジのフィーチャ属性テーブル内のアイテム。バッファ テーブルが使用される場合、バッファ アイテムはバッファ テーブルのルックアップ アイテムとして機能します。

String
buffer_table
(オプション)

バッファ アイテムごとのバッファ距離をリストする INFO ルックアップ テーブル。バッファ テーブルを指定できるのは、バッファ アイテムを指定した場合に限られます。バッファ テーブルは少なくとも次の 2 つのアイテムを含みます。

  • バッファ アイテム - 入力カバレッジのフィーチャ属性テーブルのバッファ アイテムと同じ定義になります。バッファ テーブルは、このアイテムの昇順にソートされている必要があります。
  • DIST - バッファ アイテム値ごとのバッファ距離。DIST は、数値アイテム(つまり、N、I、F、または B)として定義する必要があります。ルックアップ テーブルはアイテム値を分類します。
ArcInfo Table
buffer_distance
(オプション)

バッファ アイテムおよびバッファ テーブルが指定されていないときに、入力カバレッジ フィーチャの周囲にバッファ ゾーンを作成するために使用される距離。デフォルトのバッファ距離は 0.125 カバレッジ単位です。このパラメータの値が指定されないときには、常にデフォルトのバッファ値が適用されます。

計算可能な最小バッファ距離は 0.00000005 カバレッジ単位です。この閾値より小さいバッファ距離を指定すると、出力カバレッジは空になります。ポリゴン フィーチャの場合、負数のバッファ距離を使用すると、ポリゴン内部にバッファを生成することができます。

Double
fuzzy_tolerance
(オプション)

out_cover 内の座標間の最小距離。デフォルトでは、in_cover の最小ファジー許容値が使用されます。

Double
buffer_shape
(オプション)

ラインの場合、ラインの端点のバッファの形状。

  • ROUND半円形で終了させます。
  • FLAT長方形の短辺の中央がラインの端点に一致するように、長方形のライン端点を作成します。
String
buffer_side
(オプション)

ラインの場合に、バッファを生成するトポロジ的な側。

  • FULLすべての側。これがデフォルトです。
  • LEFTラインのトポロジ的左側の「半バッファ」。
  • RIGHTラインのトポロジ的右側の「半バッファ」。
String

コードのサンプル

バッファの例(スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、道路カバレッジの周囲にバッファを作成する方法を示しています。

# Name: Buffer_Example.py
# Description: Creates a buffer around a road coverage.
# Requirements: ArcInfo Workstation

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env

# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
inCover = "road"
outCover = "C:/output/roadbuf"
featureType = "LINE"
bufferDistance = 200
bufferShape = "ROUND"
bufferSide = "FULL"

# Execute Buffer
arcpy.Buffer_arc(inCover, outCover, featureType, "", "", bufferDistance, "",
                 bufferShape, bufferSide)

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: いいえ
ArcEditor: いいえ
ArcInfo: 必須 ArcInfo Workstation がインストールされていること

7/10/2012