XML スキーマの整合チェック(XML Schema Validation) (変換)

サマリ

ArcGIS アイテムのメタデータまたは XML ファイルの整合性をチェックするには、.NET Framework 3.5 の XML ソフトウェアを使用します。この XML が、XML スキーマによって概略が定義された構造およびコンテンツのルールに準拠しているかどうかが確認されます。DTD または W3C XML スキーマ言語によって記述されたスキーマをこのツールで使用できます。

ArcGIS メタデータは、直接 XML スキーマの整合性をチェックできるように書式設定されていません。ただし、他のメタデータ ジオプロセシング ツールを使用すると、メタデータ標準の XML スキーマまたは DTD に従って書式設定した XML ファイルに、ArcGIS メタデータをエクスポートすることができます。エクスポートした XML ファイル、またはすでにメタデータの標準の XML スキーマに従って正しく書式設定されているスタンドアロン メタデータ XML ファイルを、このツールを使用して整合チェックできます。

指定した XML スキーマまたは DTD に対してメタデータまたは XML ファイルが有効でない場合、XML ソフトウェアから返された警告またはエラーがツールのメッセージに表示されます。

使用法

構文

XMLSchemaValidator_conversion (source, schemaurl, {nsuri})
パラメータ説明データ タイプ
source

メタデータが整合チェックされるアイテム、または整合チェックされるスタンドアロン XML ファイル。

Data Element; Layer
schemaurl

有効な XML ドキュメントの構造およびコンテンツを記述している XML スキーマまたは XML DTD。

String
nsuri
(オプション)

XML スキーマを使用して整合チェックする XML 名前空間。または、XML DTD を使用して整合チェックするドキュメントのルート エレメント(該当する場合)。

使用する XML スキーマでこの値が不適切である場合は、名前空間 URI の代わりにシャープ記号(#)を指定します。

String

コードのサンプル

XML スキーマによる ISO 19139 メタデータ XML ファイルの整合チェック

オンライン ISO 19139 XML スキーマを使用して、ISO 19139 形式のメタデータが格納されているスタンドアロン XML ファイルを整合チェックします。XML スキーマを使用するには、整合チェック対象の XML 名前空間を指定する必要があります。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
#set local variables
schema = "http://www.isotc211.org/schemas/2005/gmd/metadataEntity.xsd"
namespace = "http://www.isotc211.org/2005/gmd"
arcpy.XMLSchemaValidator_conversion("metadata_19139.xml", schema, namespace)
XML スキーマによる FGDC メタデータ XML ファイルの整合チェック

FGDC XML スキーマ ファイルのローカル コピーを使用して、FGDC CSDGM 形式のメタデータが格納されているスタンドアロン XML ファイルを整合チェックします。これらは FGDC メタデータ標準 Web サイトからダウンロードできます。これらの XML スキーマでは、整合チェック対象の XML 名前空間を指定する必要はありません。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
#set local variables
schema = "c:/metadata/FGDCxsd/non-annotated/fgdc-std-001-1998.xsd"
arcpy.XMLSchemaValidator_conversion("metadata_fgdc.xml", schema, "#")

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: はい
ArcEditor: はい
ArcInfo: はい

7/10/2012